参考サイト
厚労省「職場における腰痛予防対策指針」
中央労働災害防止協会「職場における腰痛予防対策」
災害性腰痛と非災害性腰痛
・労災に認定される業務上の腰痛(職業性腰痛)は、「災害性の原因による腰痛」と「災害性の原因によらない腰痛」の二つに分類されます。
① 災害性腰痛(急性腰痛)
・転倒、転落などによる腰部のけがの場合と、業務遂行中に腰部に対して急激な力の作用が生じておきた腰部の痛み
② 非災害性腰痛(慢性腰痛)
・腰部に過度の負担のかかる仕事に数か月から10年以上にわたり従事したことにより発症する腰部の慢性的な痛み
重量物を取り扱うときの作業姿勢、動作
具体的には、次の事項にも留意させること。
(1) 重量物を持ち上げたり、押したりする動作をするときは、できるだけ身体を対象物に近づけ、
重心を低くするような姿勢を取ること。
(2) はい付け又ははいくずし作業においては、できるだけ、はいを肩より上で取り扱わないこと。
(3) 床面等から荷物を持ち上げる場合には、片足を少し前に出し、膝を曲げ、腰を十分に降ろして
当該荷物をかかえ、膝を伸ばすことによって立ち上がるようにすること。
(4) 腰をかがめて行う作業を排除するため、適切な高さの作業台等を利用すること。
(5) 荷物を持ち上げるときは呼吸を整え、腹圧を加えて行うこと。
(6) 荷物を持った場合には、背を伸ばした状態で腰部のひねりが少なくなるようにすること。
(7) 2人以上での作業の場合、可能な範囲で、身長差の大きな労働者同士を組み合わせないように
すること。
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