メンタルヘルスケアとは
・事業場において、事業者が講じる労働者の心の健康増進のための措置
メンタルヘルス不調を招く職場の問題
業務負荷
・長時間の時間外労働
・業務量の減少を伴わない人員(定員)の減少
・期限の短いプロジェクト
・能力を超えた難しい業務
・副業の推進によって、本業に加えて業務負荷が高まること
人間関係
・上司や同僚との不和
・上司・同僚・部下とのトラブル
・人間関係上の孤立
・業務上の支援の不足
・理解してくれていた人の異動
・新型うつ
・発達障害などと職場の人間関係
労務管理
・勤務内容・責任・権限が不明瞭
・勤務の推進に裁量性がない
・勤務に対しての支援がない
・退職強要
・望まない転勤
・深夜に及ぶ時間外労働
・残業代の未払い
・サービス残業
・休暇がとれない
・在宅勤務によって労働時間とプライベートの時間との境界が曖昧になり、労務管理が不十分になること
メンタルヘルス不調の亢こう進に伴って懸念される症状
症状
・寝付きが悪い
・睡眠障害
・食欲低下
・食欲亢進
・仕事のパフォーマンス低下
・遅刻、欠勤
疾病
・うつ病
・摂食障害
・アルコール依存症
・適応障害
行為
・自傷行為
・過食
・飲酒量増加
・自殺
職場における「メンタルヘルス不調のサイン」
・遅刻、早退、欠勤が増える
・休みの連絡がない(無断欠勤がある)
・残業、休日出勤が不釣合いに増える
・仕事の能率が悪くなる。思考力・判断力が低下する
・業務の結果がなかなかでてこない
・報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
・表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
・不自然な言動が目立つ
・ミスや事故が目立つ
・服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする
・急に痩せた、太った
・感情の変化が激しくなった
・一人になりたがる
・不満、トラブルが増えた
・独り言が増えた
・他人の視線を気にするようになった
・ぼんやりしていることが多い
・体に不自然な傷がある
活力ある明るい職場づくりのために
改訂 職場のメンタルヘルス
(東京法規出版)
メンタルヘルス対策
1)個別対応
・従業員が気軽に相談できる窓口を複数用意する(産業医、保健師、人事、総務、上司など)
・外部のEPA機関のメンタルヘルスケアサービスを利用
2) 事業場の組織としての体制づくり
・事業場内にメンタルヘルス推進担当者を置く
https://www.mhlw.go.jp/content/000533925.pdf

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