1.下痢がひどい時
・下痢をすると体の水分が失われていくので、水分を十分に飲ませるようにする。
・固形物は控える
・人肌程度に温めた小児用イオン飲料、湯冷まし、薄いお茶(番茶、麦茶)、野菜スープ、ニンジンスープ(実がないもの)、みそ汁の上澄み、りんごの刷りおろし汁など
・間隔をあけて飲めるだけ与える。
・下痢1回につき、体重10kg当たり100㏄
・食欲がなく、食べられないと栄養が心配になるが、無理に与えようとしなくてもよい。食事控え目が良い
2.下痢の回復期
・1回の食事量は少なくし、何回かに分けて(4~6回程度)摂取させる
・便の様子を見ながら、消化のよい食品を選ぶ
・加熱調理した炭水化物(おかゆやうどん)から開始
・消化の良い食品(穀類→野菜・果実→豆腐・魚・卵の順に)
穀類:おかゆ、パン粥、うどんのやわらか煮、おじや、マッシュポテト
野菜・果実:煮りんご、バナナ、にんじんやかぼちゃの煮潰し(皮を剥いたもの)
豆腐、豆乳、白身の魚、半熟卵(卵黄→全卵の順)
【メニュー例】
①二色おろし
りんご40g、ニンジン10g
にんじんは茹でてすりつぶす。すりおろしたりんごを加える
②うどんのやわらか煮
ゆでうどん70g、ホウレンソウ(葉先)10g、だし汁100㏄
だし汁に醤油少々で薄く味を付け、うどんと茹でたほうれん草を入れて煮る
※控えたい食品(腸を刺激し、下痢を悪化させる可能性がある)
・脂肪の多いもの:
ポテトチップス、揚げ物、バター、ソーセージ、ベーコン、ハム、バラ肉
・線維の多いもの:
さつまいも、ごぼう、れんこん、豆類、ミカンなどの柑橘類、梨、パイナップル、海藻
・冷たいもの:
ジュース、アイスクリーム、牛乳
・甘さの多いもの:
ケーキ、カステラ、プリン
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