捕集器具
シリカゲル管

・固体捕集法のひとつ
・極性が高いガス状物質の捕集に適している
・メタノール(気体)、イソプロピルアルコール(気体)、アクリロニトリル、メチルエチルケトン、二硫化炭素(吸光光度分析)
・ミスト(液体の微粒子)の捕集には不適当
活性炭管
・トリクロロエチレン
ポーラスポリマービーズ
ミゼットインピンジャー
・ミゼットインピンジャーとは、試料ガスを吸引して特定のガス状物質や粒子状物質を捕集する液体捕集用の装置である。
・インピンジャーの原理は、被験空気を水中で平面上に急激に衝突させ、空気中に含まれている粉じん粒子を水中に浮遊させ、こ の粉じん浮遊液について計数または定壁する。計数にはSedgwick-Rafterの 計算盤が用いられる.
・ミゼット(midget):超小型
・インピンジャー:試料ガスを反応液または捕集液中に吸引して、試料中の特定のガス状または粒子状物質を捕集するための容器
・粒子状物質の捕集では、粒子をガラスの底面に衝突させて捕集するため、粒径が小さい程、捕集率は低くなる。
・ミゼットインピンジャーによる粒子状物質の捕集では、吸引流量を3L・min-1とする。
・クロム酸ミストの液体捕集、フッ化水素(フッ化水素は蒸気であるため、水酸化ナトリウム溶液で捕集)、シアン化水素

検知管
共存ガスの影響による妨害:
共存ガスによる影響は、その種類や濃度により様々で、測定結果に対しプラスに作用する(実際の濃度より高い結果となる)場合やマイナスに作用する(実際の濃度より低い結果となる)を与える場合以外にも、変色の境界を不鮮明にする場合や異なった変色を示すなどの影響があります。
・温度補正:
検知管の測定値は温度によって影響を受けるので、変色層の長さから濃度を読み取った後、温度補正を行う。
・測定結果の読み取り:
変色層先端が平らな場合:変色層先端の数値を読み取る
変色層先端が斜めの場合:斜め部分の中間を読み取る
変色層先端の色が淡い場合:淡い変色層の先端と濃い変色層の中間を読み取る

検知管を用いたA測定:
・「1単位作業場所における全測定点の数は、10分間を1測定点における試料空気の採取時間で除した値の数以上となるようにする」
そのためには、1回吸引が1.5分の検知管の場合、
10分間 ÷ 1.5分間 = 6.7 ➡ 測定点は7以上とする
・さらに「試料空気の採取の間隔を調整することにより、1単位作業場所における試料空気の採取開始から終了までの時間を1時間以上とする」
検知管を用いたB測定
・B測定のサンプリング時間は継続した 10 分間であるが、検知管を用いてB測定を行う場合には5本程度の検知管を用いる。
・5本の測定を終えないうちに 10 分が経過したときは、その時点で測定している検知管の測定値までの算術平均値をB測定値とする(検知管5本を用いても測定時間の合計が10 分に満たない場合は、10 分の間に均等な間隔をおいて測定した5本の検知管の指示値の算術平均値をB 測定値とする)。
具体例
ホルムアルデヒド
・ホルムアルデヒドの試料採取方法として、「固体捕集方法」が挙げられている。
※固体捕集方法
試料空気を固体粒子層などに通し、目的物質を固体粒子に捕集する方法です。 固体粒子層にはシリカゲル、活性炭などの吸着剤を用います。 ノルマルヘキサンなどの無極性の有機溶剤に活性炭管が使用されます。
・またホルムアルデヒド測定は検知管によることができるものとされており、ホルムアルデヒドの検知管としてはシリカゲル管が使用される。
ベンゾトリクロリド
・ベンゾトリクロリドの試料採取方法として、「固体捕集方法又は直接捕集方法」が挙げられている。
※ 直接捕集方法
試料空気を溶解、反応、吸着等をさせないで、直接、捕集袋、捕集びん等に捕集する方法をいう。
・ベンゾトリクロリドの直接捕集方法としては真空捕集瓶などがある。
フッ化水素
・フッ化水素の試料採取方法としては液体捕集方法のみが認められている。
※ 液体捕集方法
試料ガスを吸収液中に通して液体表面と接触させ、溶解、反応などによって捕集する方法
・フッ化水素の捕集器具としては検知管が使用されるのが普通である。
・指示薬が黄色から茶色に変色することを利用する
・
オーラミン
・オーラミンの試料採取方法としてはろ過捕集方法が挙げられている。
※ ろ過捕集方法
試料空気をろ過材を通して吸引することにより 当該ろ過材に測定しようとするものを捕集する方法
・オーラミンのろ過捕集方法のろ材としてグラスファイバーフィルターなどがある。
1,1-ジメチルヒドラジン
・1,1-ジメチルヒドラジンの試料採取方法としては固体捕集方法が挙げられている。
・1,1-ジメチルヒドラジンの固体捕集方法として硫酸含浸ろ紙による方法などがある。
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