副腎偶発腫:
・性差はない
・ホルモン非産生腫瘍が約半数(50.8%)。
・ホルモン産生腫瘍としては、サブクリニカルクッシング症候群を含むコルチゾール産生腫瘍、褐色細胞腫(カテコラミン)、アルドステロン産生腺腫がある。
・サブクリニカルクッシング症候群とは、副腎腫瘍が存在し、腫瘍からのコルチゾール自立分泌を認めるものの、クッシング症候群に特徴的な身体徴候を伴わない疾患である。
・アルドステロン産生腫瘍は高血圧で発見されることが多く、腫瘍が小さいものもあり、偶発腫としての発見は少ない。
・ホルモン非産生腫瘍であっても6~12か月ごとの画像検査と、1年ごとのホルモン測定によるフォローアップが必要である
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