ハムストリング
・大腿後面を形成する3つの筋肉の総称
・内側に半膜様筋と半腱様筋、外側に大腿二頭筋
・いずれも坐骨結節から起始する
注)ハムストリングの「ハム」とは、「豚の臀部~大腿にかけての筋肉」をいう。
1)内側ハムストリング
① 半膜様筋
参照(このサイトより引用):https://1post.jp/5922?rec_type=normal
・内側ハムストリングの最も深層にある。
・坐骨結節から起こり、半膜様筋腱は内側側副靭帯の下方で3部に分かれ、第1部は前方へ向かって脛骨の内側顆へ行き、第2部は膝窩筋の筋膜に移行する。第3部は斜膝窩靭帯として関節包の後壁へ入り込む。
・半膜様筋は深層部位にあるが幅が広いため、筋肉の形や幅などでこれらの2つの触り分けが行える
・三分割された停止部のことは深鵞足とも呼ばれる。
・2関節性の筋として作用としては股関節の伸展、膝関節の屈曲・内旋を行う。
・脛骨神経(L5~S2)
② 半腱様筋
・半膜様筋の浅層、最後方に存在する内側ハムストリング
・内側ハムストリングの最も後方で、硬くコリコリ触れる
・起始:坐骨結節内側面、付着:脛骨粗面の内側(鵞足形成)
・脛骨神経支配
膝窩の解剖
① 内側ハムストリングを後方から前に向かって
「てんぐす(TMGS)」(By Dr.仲田)
T:semitendinosusu
M:semimembranosus
G:gracilis
S:sartorius
② ベーカー嚢胞
・好発部位は半膜様筋と腓腹筋内側頭の間から突出
参照(このサイトより引用):https://www.pekindou-syuri-iju.com/2020/11/15/%E8%86%9D%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
2)外側ハムストリング
大腿二頭筋
・起始
長頭:坐骨結節
短頭:大腿骨粗面の外側唇の中部1/3、外側筋間中隔
・停止:腓骨頭(外側ハムストリング)
・神経支配
長頭:脛骨神経
短頭:総腓骨神経
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