疾患
・原因不明の可逆性の多発脳動脈の攣縮により、数日~数週間にわたる再発性の雷鳴頭痛、痙攣、神経学的症状を伴う疾患。
・クモ膜下出血でない雷鳴頭痛のうち40%を占める
・多くは3か月以内に自然軽快し予後良好である
・脳梗塞、SAH、脳内出血を合併することあり
特徴
・血管攣縮が原因
・雷鳴頭痛として発症
・50歳前後の女性に多い
・脳梗塞、SAH、脳内出血を合併することあり
誘因
・頭部外傷
・片頭痛
・薬剤(交感神経作動薬、トリプタン製剤、コカイン、大麻、SSRI、SNRI)
・入浴
・性行為
・妊娠
・分娩後
画像
・約半数は画像所見に異常を認めない(検査陰性でも可能性は否定できない)
・MRIで脳動脈の多発分節状血管攣縮(数珠状所見)
・皮質限局性クモ膜下出血
・大脳半球脳動脈分水嶺の左右対称性梗塞
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