抗不安薬の原則
・「効果の強いもの」「半減期が短いもの」ほど依存を形成しやすい
(特にデパス®)
・非専門医は原則として頓用処方とする
・非専門医が使用可能な抗不安薬:
アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン):中間型
ロラゼパム(ワイパックス):中間型
ロプラぜプ酸エチル(メイラックス):超長時間型
抗不安薬の使い分け
・初診で使うなら、中等度・短期
→アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)
・頓服で使うなら、強度・中期間
→ロラゼパム(ワイパックス)
・マイルドな作用
→クロジアゼパム(リーゼ)
効果別分類
効果弱のグループ
リーゼ®(クロチアゼパム)
セレナール®(オキサゾラム)
効果中等度のグループ
・非専門医でも使用可能
ソラナックス®/コンスタン®(アルプラゾラム)
メイラックス®(ロフラゼプ酸エチル)
効果強のグループ
※ 例外的な使用法を除き、非専門医が処方すべきではない薬
デパス®(エチゾラム)
・速効性なし
・依存性強い
・転倒、せん妄リスクあり
ワイパックス®(ロラゼパム)
・肝障害でも使用可能
・アルコール離脱予防として使用
リボトリール®/ランドセン®(クロナゼパム)
・抗てんかん薬として使用
気になる向精神薬 (Essence for Resident)
2019/4/15天沢 ヒロ (著)
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