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生体弁と機械弁

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人工弁の選択について

・人工弁には「生体弁」と「機械弁」があり、それぞれ特徴がある

・年齢や症状、術後の生活の質(QOL)を考え、生体弁と機械弁のメリット、デメリットを理解した上で、医師とよく相談して適切な弁を選択することが大切です。

 

 

生体弁

・一般にヒト以外の動物の心臓(ブタまたはウシ)からできた異種生体弁を指す

・生体弁は機械弁に比べて血栓ができにくく、人工弁の縫いしろの布の部分が心臓の組織に覆われてしまえばワルファリン投与は不要と考えられています

・生体弁は機械弁と比較すると劣化しやすいため耐久性が低く、再手術が必要になることが多い。

耐用年数は 10~15 年ぐらいとされており,若年者ほど耐久性が悪い傾向がある.

 

・術後抗血液凝固剤(ワルファリン)を服用する期間は3か月程度。それ以降は術前と同じような食生活や運動をすることが可能であり質の高いQOL(生活の質)を送ることが可能。

 

生体弁の適応

・挙児を希望する女性
・ワーファリン服用困難
・高齢の方
・出血性素因のある方

 

機械弁

・機械弁は生体弁と比較して耐久性に優れているため、再手術になることは少ないとされています。

ワルファリンを生涯にわたり服用する必要がある

機械弁の適応

・小児・若年者
・人工弁の劣化を望まない方
・透析の方

 

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人工弁置換術後、ワーファリンの服用が必要となる場合

機械弁(生涯にわたって)

・生体弁(術後3か月)

心房細動がある場合

・心臓病が原因で血栓症を起こしたことのある場合

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