鑑別点
感染性
・痒みや乳頭増殖を伴うことは少ない
・粘液性、膿性ないし水様性眼脂を呈することが多い。
・耳前リンパ節腫脹は、ウイルス性かクラミジア性でみられる。正常でもリンパ節を触れることがあるので、正常にはない「圧痛」に注意する。
非感染性結膜炎(アレルギー性結膜炎)
・痒みを伴う
・乳頭増殖を伴う
結膜の炎症が長期に及ぶと、粘膜の肥厚と上皮下組織の増殖が起こり、乳頭が形成される。乳頭は、細隙燈顕微鏡では中心に血管をもつ小さな顆粒状の所見としてみられる。
アレルギー炎症や、種々の感染性結膜炎の慢性期に観察される。アレルギー性結膜炎では、ときに乳頭が融合し巨大乳頭がつくられる。
・粘液性ないし水様性眼脂が特徴である
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