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腎疾患について(人間ドック学会専門医試験)

腎疾患について:

・慢性腎不全では活性型ビタミンDの産生能力が低下し、リンの排泄も低下するため、低カルシウム血症高リン血症を引き起こす。

・これに対応して副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌される「二次性副甲状腺機能亢進症」となり、骨がもろくなる、血管や関節にカルシウムが沈着する、動脈硬化が進行するなどの問題が生じる。このため、食事中のリン摂取量を制限し、薬物療法や透析などを組み合わせた管理が必要となる。

・急性糸球体腎炎の原因で最も多いのは、A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)による咽頭炎や皮膚感染症の後に発症する感染後糸球体腎炎です。この感染後糸球体腎炎は特に小児に多く見られ、感染から約1〜3週間の潜伏期の後に発症します。

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