疾患
・画像上、血液検査上、内視鏡検査では明らかな所見はないが、大腸の組織生検にて特異的な所見が認められる病態。
・症状として下痢、体重減少、腹痛、夜間下痢(機能性腸疾患との鑑別)など
・60歳以上の高齢者、女性に多い
・上皮下のコラーゲン層の肥厚(≧10μm(正常0~3μm)が認められる「collagenous colitis」、上皮内のリンパ球浸潤を認める「lymphocytic colitis」が含まれる。
・原因は不明だが、遺伝子に関する報告、腸管自体の異常(T細胞の浸潤、免疫異常など)、感染症の関連、胆汁再吸収の障害、薬剤性などが報告されている。
リスクのある薬剤
・PPI
・アスピリン
・NSAIDs
・スタチン
・SSRI
治療
・原因薬剤の中止
・下痢を増悪させる食生活の改善(カフェイン、アルコールの中止)
・禁煙
・止痢薬(ロペラミド、コレスチラミン)
コメント