「便潜血検査陽性」は「Treitz靱帯より下部の出血」を考える
・Treitz靱帯より口側の上部消化管出血は便潜血検査では検出率が低下する
(胃や十二指腸などの上部消化管出血では、消化酵素などによってヘモグロビンが変性するため、検出率が低下する)
検査推奨
・基本は「免疫法」「2日法」「スティック法」
・40歳以上は年一回必要
・大腸がんに対する感度77.8~86.2%、特異度96.0~97.1%
大腸がんがない人の97%が陰性になる→特異度が高い→偽陽性が少ない→検査陽性なら
※
便潜血陽性のとき再度便潜血検査を行うことは意味なし(大腸がんからの出血は間欠的であるため)→ 2回法で1回でも陽性の時はCFを勧める!
「便潜血検査陽性」の意味
便潜血検査が陽性になる割合
・便潜血検査が陽性になる確率は約5~10%。また陽性者のうち大腸癌が発見されるのは2~3%。
・これは便潜血検査を1000人の方が受けた時に、50~100人が便潜血陽性となり、そのうち1~2人が大腸癌と診断される割合である。
・大腸癌の約30%以上が、この検査をきっかけに発見され、そのうち70%が早期癌。
陽性的中率(検査結果が陽性と出た人のうち、真に疾患を有している人の割合)
・4~8.7%
→「便潜血検査で陽性だった人の中で、20人に一人で実際に癌が見つかる」と説明する
感度(大腸がん患者のうち便潜血検査が陽性となる頻度)
・上皮内癌(m)50%
・粘膜下層浸潤癌70%
・進行がん 85%
→ mがんは約半数が見逃される恐れあり(偽陰性)
便潜血陽性後の精査
・第一選択:全大腸内視鏡検査
・大腸内視鏡が困難な場合:S状結腸内視鏡検査+注腸X線検査の併用
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