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フレイル、ロコモ、サルコペニア、老年症候群、高齢者肥満

・加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のこと

・「フレイル」、「サルコペニア」は老年症候群の一つである。

 

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フレイル

・フレイルという言葉は、日本老年医学会の考案した老年症候群の呼称
・英語で「老衰」や「虚弱」を意味するFrailty(フレイルティ)をもとにつくられた。
・「フレイルは、高齢期にストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態などの転帰に陥りやすい状態」(日本老年医学会ステートメント、2014)
・「機能障害の前段階」「要介護状態の前段階」と位置付けられる。
フレイルは可逆性であり、サルコペニアと深い関連がある。

Friedの診断基準(Friedの5項目)

「意図しない体重減少」
6か月で2~3kg以上の体重減少
「疲れ易さの自覚」
ここ2週間訳もなく疲れたような感じがする
「活動量の低下」
週に1回以上の外出なし
「歩行速度の低下」
<1.0m/s
「握力(筋力)低下」
男性<28kg、女性<18kg
の5項目中3項目以上に該当した場合を「フレイル」と診断、
1~2項目の場合は「プレ・フレイル」と定義する。
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サルコぺニア

・1989年にローゼンベルグという学者によって「加齢による筋肉量減少」を意味する用語として提唱された。

・サルコぺニアは造語であり、ギリシャ語でサルコ(sarco)は「筋肉」、ぺニア(penia)は「減少」を意味する。

・加齢に伴うものを「原発性」、活動の低下や疾患に付随するもの、栄養摂取量低下に起因るすものを「2次性」と分類する

 

スクリーニング「指輪っかテスト」

・椅子に座って膝関節90°屈曲、非利き脚の下腿(ふくらはぎ)の最大径を輪っかにした指で囲む

→「ちょうど囲める」からサルコペニアの危険性が高まる。

 

サルコペニアの発症予防・抑制

・運動習慣

・タンパク質摂取(1g/適正体重/日以上)

 

ロコモティブシンドローム(ロコモ)

・日本整形外科学会が2007年に提唱した概念。

・「運動器の衰え・障害によって、要介護になるリスクが高まる状態のこと」

運動器の障害のため移動能力の低下を来した状態

 

ロコモ度テスト

ロコモ度テスト

 

・ロコモティブシンドロームの重症度判定テスト。

・ロコモ度テストの結果から「ロコモ度」を判定する。

・「立ち上がりテスト」、「2ステップテスト」、「ロコモ25」

の3つのテストから移動機能の状態を確認する

・ロコモ度テスト1〜3のうち、最もロコモ度が高い段階(数字が多い段階)を判定結果とする

項目

 

① 「立ち上がりテスト」
下肢の筋力を調べるテスト。両脚、または片脚で10~40cmの台から立ち上がられるかをテストする。

 

② 「2ステップテスト」

最大2歩幅(2ステップの長さ)を測定して、下肢の筋力やバランス能力、柔軟性などを含めた歩行能力を総合的に評価する

※歩幅(step):一歩踏み出した足のつま先からつま先の長さ

 

③ 「ロコモ25」
1か月間に身体の痛みや日常生活で困難なことがあったかを25項目の質問でチェックし5段階で答える

 

判定結果

ロコモ度1:ロコモの始まり

ロコモ度2:移動機能低下が進行した状態

ロコモ度3:移動機能低下が進行し、社会生活に支障をきたしている状態

ロコトレ(ロコモーショントレーニング)

参照:

日本整形外科学会ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト

 

いつまでも元気な足腰でいるために、「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」を続けることが肝心です。
ロコトレはたった2つの運動、「片脚立ち」と「スクワット」です。
「ロコモ」といっても、程度は人それぞれです。ご自身に合った安全な方法で、無理せず行いましょう。

ロコトレ1 バランス能力をつけるロコトレ 片脚立ち

左右とも1分間で1セット、1日3セット

 

 

ロコトレ2 下肢筋力をつけるロコトレ スクワット

5~6回で1セット、1日3セット

1.足を肩幅に広げて立ちます

2.お尻を後ろに引くように、2~3秒間かけてゆっくりと膝を曲げ、ゆっくり元に戻ります。

スクワットができない場合:
イスに腰かけ、机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します。机に手をつかずにできる場合はかざして行います。

 

 

ロコトレ | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
ロコトレは「片脚立ち」「スクワット」の2種類あります。「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」とは運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のことです。進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。ロコモONLINEでは、日本整形外科学会専門医が中心となり、ロコモの予防・啓発活動を行っています。健康寿命は、...

 

高齢者の肥満

・BMIは40~60歳をピークに、その後加齢とともに減少する

・腹囲は高齢である程大きく、加齢とともに内臓脂肪が増加する

・そのため肥満にサルコペニアが合併した「サルコペニア肥満」が増加する

・「サルコペニア肥満」は、単なる肥満と比べてIADL低下、フレイル、転倒、大腿骨近位部骨折、施設入所、死亡をきたしやすい

・加齢とともにメタボリックシンドロームの頻度が増加する

 

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