【カテーテルの選択】
・サイズは14~18Fr(18Fr以上だと、尿道粘膜損傷の可能性もあり)
※ちなみに1Fr=1/3㎜
【挿入法】
・ゼリーを10ml程度、外尿道口より注入後に挿入を試みる。
・挿入困難であったカテーテルより、やや太いカテーテルを用いて挿入を試みる
(径が細いとコシが弱く、かえって挿入困難になることがあるため)
・あるいは、チーマンカテーテルを用いてみる
↓
基本的には、以上を試みても無理な場合や、出血を認める場合は無理をせず、
専門医にコンサルトする。
(スタイレットを使用した尿道カテーテル挿入は難しく、熟練した専門医に任せる)
直腸診併用による経腹超音波ガイド下尿道カテーテル挿入法
参照:救急医学41(3):350‐354
・適応「カテーテル先端が尿道球部付近でつかえ、その原因が尿道の走行異常と考えられる男性」
参照(このサイトより引用):https://www.hyo-med.ac.jp/department/uro/general/obstacle/index.html
・術者は挿入者とエコー担当者の2名
・挿入者がカテーテルがつかえる部位まで挿入
・観察者がエコーで球部尿道付近にあるカテーテル先端部を同定
・エコーで観察しながら、直腸診を行い、カテーテルがつかえた部位を腹側に圧迫、急角度になっている尿道の走行を緩やかにする
・その状態でカテーテルを先に進める
羊土社
2014-09-20
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