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結核(症状、検査)

(ガフキー陽性の中には結核菌および非定型抗酸菌も含まれる。)

ガフキー(-)・・・全視野に0
ガフキー(1)・・・全視野に1~4
ガフキー(2)・・・数視野に1
ガフキー(3)・・・1視野平均1
ガフキー(4)・・・1視野平均2~3
ガフキー(5)・・・1視野平均4~6
ガフキー(6)・・・1視野平均7~12
ガフキー(7)・・・1視野平均13~25
ガフキー(8)・・・1視野平均26~50
ガフキー(9)・・・1視野平均51~100
ガフキー(10)・・1視野平均101以上

 

BCG接種

・手技が特殊、接種は1回切り、痕は一生残る

→習得まで、熟練者から直接指導を受けることが望ましい

・日本ビービージー製造株式会社のホームページに手技動画あり、確認すること

日本ビーシージー製造株式会社
信頼と実績で世界中の子供たちにBCGワクチンを供給しています

 

疫学

・20~40歳代が22.4%と若年層に多い

 

症状

・慢性咳嗽

・血痰

・微熱

・体重減少

・寝汗

 

胸部CT所見

・主に上葉を含む空洞影、結節影

・tree in budパターン(小葉中心結節および分枝に沿った線状影)

 

喀痰検査

3日連痰

・塗抹(蛍光法)、培養(MGIT培地)を3回

・結核菌/PCR、MAC/PCRを1回提出

※ 喀痰採取が困難な時は誘発喀痰:3%高張食塩水 2~3ml 吸入

 

痰採取が困難な場合、早朝空腹時の胃液採取

・起床時(絶食状態)、経鼻、10Frチューブを入れ、胃液( 5~10ml )を採取

・これは、痰が出なくとも、結核菌が出てきていれば、唾液とともに飲み込まれ、胃から検出できるという考えに基づいています。

・蛍光法で塗抹検査を行なう場合に、ゴミが判定の障害になったり、培養時の雑菌混入を避ける意味からもディスポの滅菌済みチューブを使用すべきです。

 

インターフェロン-γ(IFN-γ)遊離検査(IFN-γ releasing assay;IGRA)

・結核菌に対する細胞性免疫の有無を検査する方法。

・この IGRA 検査には本邦では現在、「クオンティフェロン-3G(QFT-3G )」と「T-SPOT 」の 2 つが市販されている。

・IGRAsだけでは活動性、潜在性、既往の区別はできない。過去の感染と現在の感染も区別できない(必ず結核の既往歴、治療歴を聞くこと)。

・高齢(≧60歳)、HIVなど、細菌性免疫低下が起きている状態では偽陰性リスクが上がる(そして細菌性免疫が低いほど結核を発症し易い)

・M.kansasii、M.marium、M,szulgai等のNTMと交叉反応を示し、偽陽性となる。

・いずれの IGRA 検査も、診察または画像診断等により結核感染が強く疑われる患者を対象として検査した場合のみ保険診療が算定(結核菌特異的 IFN-γ産生能 630 点)でき、同時の検査は保険では認められていない。

 

ツベルクリン反応とIGRAの違い

・結核感染診断については、長い間ツベルクリン反応(結核抗原PPD皮内注射反応)が用いられてきた。
・ツベルクリン反応に使われる抗原(PPD)は、 結核菌培養液から精製された製剤を使用しており、牛型結核菌から作製した BCGワクチンとアミノ酸配列が類似(99.95%)している。
・日本においては、BCG予防接種が多くの人に実施されているため、ツベルクリン反応陽性が結核感染によるものなのか、BCGの影響によるものなのか、判定できないという問題がある。
・IGRAに使用される結核菌に特異的な抗原は、QFT-3Gで3種類(ESAT-6/CFP-10/TB7.7)、T-SPOTで2種類(ESAT-6/CFP-10)が用いられている。
・これらの抗原は、BCGには存在しないので、IGRAsではBCG接種の影響を受けることなく、より確実な結核感染診断が可能とされる。

 

1)QFT-3G

・結核菌感染によって分化したメモリーT 細胞とマクロファージを含む全血を検体として、結核特異抗原で刺激することによりメモリーT 細胞から産生放出されたIFN-γ量を ELISA 法により定量する方法。

2)T-SPOT(現在はこちらが主流)

・採血後に分画したリンパ球を用いて、結核特異抗原で刺激することにより IFN-γ産生T細胞数をELISPOT 法により定量する検査法。

検査法

・QFT が全血を用いて特異抗原刺激を行った後のインターフェロンγ量を ELISA 法で測定するのに対して,T SPOT は血液からリンパ球を分離して、その数を調整した後に,特異抗原 「ESAT-6」 と「CFP-10」をそれぞれ添加して刺激を行う。

・その結果,反応したリンパ球に対応する SPOT(点)の数と、抗原刺激を行わないコントロールの SPOT を計測し,これらの差を判定値とする

 

参照(このサイトより引用):https://preview.jama.co.jp/pin/tspot-tb.jp.new/product/measurement/

判定基準

1. 以下の計算式を用いてESAT-6 分およびCFP-10 分の数値を算出

(1)パネル A ウェル(ESAT-6)のスポット数 – 陰性コントロールウェルのスポット数
(2)パネル B ウェル(CFP-10)のスポット数 – 陰性コントロールウェルのスポット数

2.判定結果

陽性:(1)および(2)の双方,あるいはいずれか一方が 6 スポット以上の場合

陰性:(1)および(2)の双方が 5 スポット以下の場合

判定保留:(1)および(2)の双方の最大値が 5 ~ 7の場合

判定不可:陰性コントロールのスポット数が 10 を超える場合、及び陽性コントロールのスポット数が 20 未満となる場合

 

参考:クオンティフェロンとT-SPOT、どちらがよいか?

参照:「結核の接触者健康診断の手引き (2014年、改訂第5版) 」

・QFT-3GとT-SPOT の検査性能に関するこれまでのメタアナリシス研究の結果によれば、
感度(活動性結核患者が「陽性」と判定される確率)は T-SPOT の方が高いが、特異度(未
感染者が「陰性」と判定される確率)はQFT-3Gが高いとの報告が多い(Pai Mら,Ann
Intern Med 149:177-184, 2008.、Diel Rら, Chest 137:952-968, 2010.、Sester Mら,
Eur Respir J 37:100-111, 2011.)。

・一方、両者の特異度に大きな違いはないとの報告(Higuchi Kら, Int J Tuber Lung Dis 16:1190-1192, 2012.)もみられるほか、小児へのIGRA適用に関する研究結果では両者の検査性能に大きな違いはなかった(徳永修ら,小児を対象とした結核感染診断におけるQFT-GIT及びT-SPOT TB反応性の比較.平成24年度厚生労働科学研究,新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業「結核の革新的な診断
・治療及び対策の強化に関する研究」報告書, 2013.)。

・ただし、これらはスクリーニングの対象が潜在性結核感染症(LTBI)ではなく、活動性肺結核患者を対象として感度・特異度を分析した研究である。

LTBIの判定方法については gold standardが存在しないため、両者の検査性能に優劣を付けることはできないLTBIのスクリーニングを目的とした接触者健診における両者の検査性能は、ほぼ同等と考えられている)。

・したがって、IGRAの実施にあたっては、各地域の検査体制(地方衛生研究所で実施,民間検査機関に委託など)、経費負担および利便性などを考慮して判断すればよく、QFT-3G、T-SPOT のいずれでもよい

・実際には、クオンティフェロンは取り扱いの煩雑さから普及に支障をきたしており、QFTの煩雑さを克服したT-SPOTが多く採用されている。

 

治療

・活動性結核の治療は、リファンピシン、イソニアジド、エタンブトール、ピラジナミドの4剤併用療法が基本

初期悪化

・結核の治療途中でみられる再燃のような症状

・強力な化学療法により急激に死滅した大量の結核菌の菌体に対する局所アレルギー反応

・胸水増加、縦郭リンパ節腫大など

・治療開始3か月以内の発症が多いが、6か月以降でも起こりうる

 

 

 

 

 

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