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結核検査

※ 喀痰採取が困難な時は誘発喀痰:3%高張食塩水 2~3ml 吸入

 

痰採取が困難な場合、胃液採取

・起床時(絶食状態)、経鼻、10Frチューブを入れ、胃液( 5~10ml )を採取

・これは、痰が出なくとも、結核菌が出てきていれば、唾液とともに飲み込まれ、胃から検出できるという考えに基づいています。

・蛍光法で塗抹検査を行なう場合に、ゴミが判定の障害になったり、培養時の雑菌混入を避ける意味からもディスポの滅菌済みチューブを使用すべきです。

 

インターフェロン-γ(IFN-γ)遊離検査(IFN-γ releasing assay;IGRA)

・結核菌に対する細胞性免疫の有無を検査する方法。

・この IGRA 検査には本邦では現在、「クオンティフェロン-3G(QFT-3G )」と「T-SPOT 」の 2 つが市販されている。

・IGRAsだけでは活動性、潜在性、既往の区別はできない。過去の感染と現在の感染も区別できない。

・NTMと交叉反応を示し、偽陽性となる。

・いずれの IGRA 検査も、診察または画像診断等により結核感染が強く疑われる患者を対象として検査した場合のみ保険診療が算定(結核菌特異的 IFN-γ産生能 630 点)でき、同時の検査は保険では認められていない。

 

ツベルクリン反応とIGRAの違い

・結核感染診断については、長い間ツベルクリン反応(結核抗原PPD皮内注射反応)が用いられてきた。
・ツベルクリン反応に使われる抗原(PPD)は、 結核菌培養液から精製された製剤を使用しており、牛型結核菌から作製した BCGワクチンとアミノ酸配列が類似(99.95%)している。
・日本においては、BCG予防接種が多くの人に実施されているため、ツベルクリン反応陽性が結核感染によるものなのか、BCGの影響によるものなのか、判定に困るという問題がある。
・IGRAに使用される結核菌に特異的な抗原は、QFT-3Gで3種類(ESAT-6/CFP-10/TB7.7)、T-SPOTで2種類(ESAT-6/CFP-10)が用いられている。
・これらの抗原は、BCGには存在しないので、BCG接種の影響を受けることなく、より確実な結核感染診断が可能とされる。

 

各検査の特徴

1)QFT-3G

・結核菌感染によって分化したメモリーT 細胞とマクロファージを含む全血を検体として、結核特異抗原で刺激することによりメモリーT 細胞から産生放出されたIFN-γ量を ELISA 法により定量する方法。

2)T-SPOT

・現在の主流

・採血後に分画したリンパ球を用いて、結核特異抗原で刺激することにより IFN-γ産生T細胞数を ELISPOT 法により定量する検査法。

・クオンティフェロンTBは取り扱いの煩雑さから普及に支障をきたしており、QFTの煩雑さを克服したT-SPOTが多く採用されている。

 

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