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丹毒と蜂窩織炎の鑑別、原因菌、治療について

※いずれも原因菌同定のため、「血液培養」を採取すること!

【丹毒→溶連菌、真皮、境界明瞭】
   発熱、悪寒戦慄といった全身症状を伴いやすく、急激な経過を取りやすい。
   皮下脂肪組織のない耳介にも及ぶ
   鼻唇溝を越えない(SLEの蝶形紅斑と同じ)
   β溶血性連鎖球菌(多くはStreptococcus pyogenes)、時に黄色ブドウ球菌も
   ASO(抗ストレプトリジンO)、ASK(抗ストレプトキナーゼ)検査も提出
   →治療はペニシリン系(アモキシシリン内服、アンピシリン点滴)

【蜂窩織炎→ブドウ球菌、β溶血性連鎖球菌、皮下脂肪組織、境界不明瞭】
     →治療はセフェム(セファレキシン(ケフレックス®))、
     またはアモキシシリン/クラブラン酸を
     (ブドウ球菌の多くはペニシリナーゼを産生し、β-ラクタマーゼを阻害するため)
     ペニシリン系、セフェム系にアレルギーがある場合はクリンダマイシンやST合剤で代替

※Milian’s ear sign
・顔面の丹毒と蜂窩織炎の鑑別に用いられる徴候
・「耳介に紅斑」→丹毒
・理由:
 耳介は真皮が薄く皮下脂を欠くため、蜂窩織炎は耳介に波及しない
     

皮膚科
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新潟の総合診療医、家庭医療専門医・Dr.がわそのBlog

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