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慢性腎臓病(CKD):定義、治療、腎臓専門医への紹介基準

定義

 

① 尿異常,画像診断,血液,病理で腎障害の存在が明らか。特に 0.15 g/gCr 以上の蛋白尿(30 mg/gCr 以上のアルブミン尿)の存在が重要

 

② GFR<60 mL/分/1.73 m2

 

上記①,②のいずれか,または両方が 3 カ月以上持続する場合、CKDと診断する。

 

※日常臨床では,CKD は 0.15 g/gCr 以上の蛋白尿と GFR<60 mL/分/1.73 m2で診断する。

※日常診療では GFR は、血清クレアチニン(Cr)と年齢、性別より日本人の GFR 推算式
を用いて推算 GFR(eGFR)として評価する.

 

eGFR・CCrの計算 | 日本腎臓病薬物療法学会

 

 

 

診断に必要な検査

 

・血液検査

・尿検査

血尿、尿蛋白定定量、尿中Cr濃度

尿蛋白定量(g/日)(尿蛋白/Cr比(g/gCr)で代用)

糖尿病では尿アルブミン定量(mg/日)(尿アルブミン/Cr比(mg/gCr)で代用)

・eGFR計算(mL/min/1.73m2)

 

 

CKDの重症度分類

・CKDはeGFRにより6段階に分類され、腎機能と尿蛋白の程度と末期腎不全、心血管死リスクを踏まえたCKDステージで分類される。

・eGFRは腎臓の排泄機能を示し、尿蛋白は糸球体障害の程度を表している。

 

CKD

 

治療

ステージ1~2:

・禁煙指導

・血圧コントロール(参照:高血圧を伴うCKD患者に推奨される降圧薬

・減塩指導

・糖尿病コントロール

・腎毒性薬剤を避ける指導

・BMI<25

・腎臓病のスクリーニング

ステージ3

・食事療法(蛋白制限、K制限)

・代謝性アシドーシス治療

HCO3-<21mmol/Lにて、炭酸水素ナトリウム(重曹)1.5g/日より開始、基準値の24mmol/Lを目指す。

・貧血コントロール(ESA製剤投与、鉄、ビタミンB12 、葉酸等)、多発性骨髄腫の除外

・腎機能に応じた薬剤の減量、中止

・Ca、P正常値へのコントロール(活性型ビタミンD製剤)

ステージ4

・腎代替療法選択の意思決定

 

 

 

腎臓専門医への紹介基準

一般社団法人 日本腎臓病学会ホームページ:

「かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関への紹介基準」

 

 

 

 

総合診療 2020年6月号 特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする ジェネラリストだからできること!

腎臓
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