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メニエール病( Ménière’s disease):一般医の対応

疾患

・患側の「難聴」「耳鳴り」「耳閉感」を伴う「回転性めまい」を反復する疾患

・発生率のピークは20歳から50歳の間である。

・めまい発作の持続時間は20分~24時間程度

・内リンパ水腫が原因と考えられているが、原因は不明(内リンパ:膜迷路の内部のリンパ液)

・ストレス、疲労、悪天候(特に台風、低気圧)が影響することが多い。

初回発作時には「めまいを伴う突発性難聴」と鑑別できない

→早急に耳鼻科コンサルト

 

診断基準

メニエール病診断基準(日本めまい平衡医学会診断基準化委員会2017年改訂)
A.症状
 1.めまい発作を反復する.めまいは誘因なく発症し,持続時間は10分程度から数時間程度.
 2.めまい発作に伴って難聴,耳鳴,耳閉感などの聴覚症状が変動する.

 3.第Ⅷ脳神経以外の神経症状がない.

B.検査所見
 1.純音聴力検査において感音難聴を認め,初期にはめまい発作に関連して聴力レベルの変動を認める.
 2.平衡機能検査においてめまい発作に関連して水平性または水平回旋混合性眼振や体平衡障害などの内耳前庭障害の所見を認める.
 3.神経学的検査においてめまいに関連する第Ⅷ脳神経以外の障害を認めない.
 4.メニエール病と類似した難聴を伴うめまいを呈する内耳・後迷路性疾患,小脳,脳幹を中心とした中枢性疾患など,原因既知の疾患を除外.
 5.聴覚症状のある耳に造影 MRI で内リンパ水腫を認める.
確定診断例(Aの3項目+Bの5項目)
確実例(Aの3項目+Bの1~4項目) 疑い例(Aの3項目)

 

一般医の対応

初回発作時には「めまいを伴う突発性難聴」と鑑別できないので、早急に耳鼻科コンサルト。
・めまい発作がひどければ、早急に耳鼻科コンサルト。
・すぐに耳鼻科対応できない場合は対症療法(安静、点滴)

治療

・セファドール3T 3×(めまいがひどければ6T 3×)

・アデホスコーワ 3g 3×

・点滴:
ラクテック500ml+プリンペラン1A
メイロン 40ml静注
・めまいがひどい時(速効性):
アタラックスP(25mg)1A+生食100mL 30分で点滴

 

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