脂漏性皮膚炎は,皮脂腺の密度が高い部位(被髪頭部、眉毛部、鼻唇溝、耳介、耳後部、前胸部、背部正中、腋窩、陰部)に生じる皮膚の炎症である。
原因は不明であるが,皮膚の常在真菌であるマラセチアが何らかの役割を果たしている。
脂漏性皮膚炎はHIV感染患者と特定の神経疾患を有する患者で頻度の増加がみられる。
【症状】
そう痒,フケ,ならびに髪際部および顔面の黄色調かつ脂ぎった鱗屑が生じる。診断は診察により行う。
参考:https://www.yamate-clinic.com/seborrheic.html
【治療】
・痒み、ふけの増悪時:ステロイド外用4~5日
(アンテベートローション、デルモベートスカルプローション)
・予防:抗真菌薬外用、風呂上りに1日1回(ニゾラールローション)
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