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オキシコドン(オキシコンチン®、オキノーム®、オキファスト®)

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特徴

・強オピオイドに分類される

・薬型は3種類あり

徐放製剤:オキシコンチンTR錠®(5、10、20、40㎎錠)

レスキュー用速放製剤:オキノーム散®(2.5、5、10、20㎎包)

注射薬:オキファスト®(10、50㎎)

 

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内服処方の始め方

屯用で開始の場合:

例)

疼痛時 オキノーム散(2.5㎎) 1包

1時間以上開けて、何回でも可(1日6回まででもよい)

悪心嘔吐時 ノバミン(5mg) 1T

疼痛時の1回量は1日量の1/6

その後、一日のオキノーム使用量をオキシコンチンに置き換える

 

 

定期内服で開始する場合:

・10㎎/日から開始する

・通常2週間は中枢性制吐薬を予防的に併用する

例)

オキシコンチン(5mg) 2T 2✕(朝、眠前:9時21時)

疼痛時: オキノーム散(2.5㎎)

1包1時間以上開けて、何回でも可(1日6回まででもよい)

併用:ノバミン(5㎎) 3T 3×毎食後/2週間

 

予防的制吐剤の併用

※ 通常2週間程度使用する(以降は耐性ができるため不要)

・プロクロルペラジン(ノバミン®)(5㎎) 3T 3×毎食後

・糖尿病がない場合:オランザピン(ジプレキサ®)(2.5㎎) 1T 1×眠前

(耐糖能異常を引き起こす可能性があり)

・糖尿病がある場合:ペロスピロン(ルーラン®)(4㎎) 1T 1×眠前

・メトクロプラミド(プリンペラン®)5mg錠 1回1錠 1日2回(9時21時)

 

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呼吸困難に対するオキシコドンの全身投与

「呼吸困難を有するがん患者に対して、モルヒネの全身投与が難しい場合などに、モルヒネの代替としてオキシコドンの全身投与を行うことを提案する」(日本緩和医療学会ガイドライン)

 

フェンタニル貼付薬(フェントステープ®)への切り替え方法

オキシコドン徐放錠1回分を内服すると同時にフェントステープを貼って、次回の内服から内服なし

 

 

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