疾患
・突然の高熱と解熱前後の発疹(ほっしん)が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症の一つ。
・乳幼児期、特に6~18か月の間に罹患することが多い。5歳以上はまれである。
・乳幼児がヒトヘルペスウイルス6、7型の感染による突然の高熱と解熱前後の発疹を来す疾患である。
臨床的特徴
・突然、発熱して38℃以上高熱が3日程度続き、解熱後に突然発疹が出現。
・発疹も3日程度で消え、多くはこの症状で終わる
・咽頭部の発赤、特に口蓋垂の両側に強い斑状発赤を認めることがある。
・軟便若しくは下痢を伴うものが多く、発熱は3~4日持続した後に解熱する。
・解熱に前後して小さな紅斑や紅色丘疹が出現し、散在性、時に斑状融合性に分布する。発疹は体幹から始まり上肢、頚部の順に広がるが、顔面、下肢には少ない。発疹は1~2日で消失する
・脳炎を合併することがある。
治療・予防
・通常、予後良好のため、対症療法にて経過観察する
・高熱でつらそうな時は解熱薬を使用(しかし、解熱剤を使っても時間がたつと再び発熱する)
コメント