性交渉歴を聴取すべき状況
※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある
・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合
・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約50%がコンドームを使用しない性交渉だったとの報告がある)
次のような前置きをしてから開始
・「性交渉歴は診断につながるか可能性がある重要事項であり、年齢、性別に関わらず、毎回すべての患者さんに聞いている」こと
・「現在の発熱や症状の原因に関係があるかもしれないので聞かせて頂きたい」こと
聴取事項:5P
Partners:性交渉の相手の人数、性別、特定のパートナーか不特定か
(「性交渉の相手は男性ですか?女性ですか?両方ですか?)
Practices:オーラルセックスの有無、アナルセックスの有無
Protections from STDs:コンドームの使用の有無
Past history of STDs:自身とパートナーのSTDの既往
Prevention of pregnancy:避妊しているか、妊娠を計画しているか
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