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続発性コレステロール異常

続発性高コレステロール血症

・甲状腺機能低下症

・Cushing症候群

過剰なコルチゾールによる脂肪分解促進・肝臓での脂質合成促進・インスリン抵抗性などの複合的なメカニズムによって高コレステロール血症をきたす。

・褐色細胞腫

カテコラミンの脂質合成亢進作用により高コレステロール血症をきたす。

・ネフローゼ症候群

尿への遺失タンパク分を肝臓が補完しようとするため、肝臓がアルブミンの合成を開始するが、同時にLDLのようなコレステロール運搬タンパクも合成してしまうため、高コレステロール血症をきたす

・原発性胆汁性肝硬変

胆汁中にはコレステロールが含まれており、肝内胆管の破壊による慢性胆汁うっ滞が胆汁酸・コレステロール排泄障害を引き起こし、結果として血清コレステロールが上昇する

・閉塞性黄疸

 

続発性低コレステロール血症

・甲状腺機能低下症

・Addison病

コルチゾールは肝臓のコレステロール合成促進作用、脂質代謝促進作用があるが、Addison病でコルチゾールが低下すると、生体全体でコレステロール値が低下する。

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