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化学物質の性状等(脂溶性と水溶性(n-オクタノール/水分配係数)、極性)

脂溶性と水溶性

n-オクタノール/水分配係数

・「n-オクタノール/水分配係数(Pow)」とは、ある化学物質が「油っぽい環境(n-オクタノール)」

と「水」のどちらにどれだけ分かれて存在するかを示す指標です。

・n-オクタノール/水分配係数が1より大きければ脂溶性、小さければ水溶性(対数(logP)で表した場合は、プラスなら脂溶性、マイナスなら水溶性)に分類される。

・「n-オクタノール」を使う理由は、n-オクタノール が水と混ざらない(油の代わりになる)、人体の脂質(細胞膜)に性質が近く、「体の中でどこに分布しやすいか」を予測できるためである

・一般に、脂溶性と水溶性は相反する性質だと考えられているが、脂溶性の物質は全く水に溶けないわけではなく、水溶性の物質は全く脂質に溶けないというわけではない。

・労働衛生対策をとる上では、単純に割り切れるものではなく、n-オクタノール/水分配係数が1に近い物質(対数で表したときはゼロに近い物質)は、水溶性と脂溶性の双方を有しているものとして扱うべきである。

 

水溶性と脂溶性の双方を有しているもの

1,4-ジオキサン

 

極性

・物質の極性とは、分子内に存在している電気的な偏りのことである。

・極性が大きな物質は、極性の大きな溶剤には溶けやすいが、極性の小さな溶剤には溶けにくい。

水、メタノール、ケトンは極性分子であるが、ベンゼン、トルエンは非極性分子である。

水は極性分子であって、メタノールより極性が大きい。

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