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A/G比(アルブミン/グロブリン比)

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A/G比(アルブミン/グロブリン比)とは?

基準値:1.32〜2.23(日本臨床検査標準協議会より)

・A/G比(アルブミン/グロブリン比)は、アルブミンとグロブリンの割合を示した数値

(「グロブリン量=総タンパクーアルブミン」にて算出)

・A/G比を調べることで、総タンパク値が基準値であっても気がつかない隠れた疾患の判断が可能

・主な疾患として、肝機能障害、腎障害、免疫、炎症などを考える。

 

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異常値(基本的には低下している場合に問題となる)

A/G比≦1の場合:

アルブミン低下によりA/G比が低値のとき:

・栄養障害

・悪性腫瘍

・肝硬変

・ネフローゼ症候群など

 

グロブリンの上昇によりA/G比が低値のとき:

・多発性骨髄腫

・膠原病(関節リウマチ)

・慢性肝炎

・肝硬変

 

A/G比>1(1を大きく上回る)場合:

・低γグロブリン血症

・原発性免疫不全症候群

・後天性免疫不全症候群

・薬剤(副腎皮質ホルモン剤、免疫抑制薬)

特に問題がない場合

 

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A/G比の解釈

・血液検査におけるA/G比の基準値は、1.32〜2.23(日本臨床検査標準協議会より)。

・基本的にA/G比は低下している場合に問題となる

・アルブミンの低下によりA/G比が低値のときは栄養障害・肝硬変・ネフローゼ症候群などを疑い、グロブリンの上昇によりA/G比が低値のときは多発性骨髄腫や膠原病などを疑います。

・またグロブリンの低下によるA/G比の高値は無γ-グロブリンを疑う。

・ただしこれらの病気はA/G比だけで確定診断ができないため精密検査が必要となる。

 

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