診察・検査 大砲A波(canon A wave)と巨大A波(giant A wave) 大砲A波(Canon A wave)・三尖弁が閉じた瞬間(収縮期の始まり)に右房が収縮する時に見られる頚静脈拍動・房室解離が原因規則的:PSVT(160~)不規則的:心室性期外収縮、完全房室ブロックなど巨大A波(Giant A wave)・... 2023.04.26 2024.03.21 循環器診察・検査
整形外科・外傷 褥瘡(評価、治療) NPUAP分類(National Pressure Ulcer Advisory Panel:米国褥瘡諮問委員会)参照: NPUAP分類以下の6病期に分類・DTI疑い(深部組織損傷疑い)・ステージⅠ(紅斑:消退しない発赤)・ステージⅡ(真皮... 2019.03.05 2024.03.21 整形外科・外傷皮膚科
総合診療・家庭医療 抗コリン薬、抗コリン作用:副作用の多い薬 アセチルコリン作動性神経の作用・胃や気管支、膀胱などの平滑筋を収縮。・神経伝達物質としての作用・唾液分泌「抗コリン作用」による症状・認知機能の悪化、せん妄※ドネペジル(商品名アリセプトなど)は、脳内のアセチルコリンを増やす認知症治療薬。→抗... 2020.10.28 2024.03.21 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 吃逆 参照:診察横隔膜周囲の病変の検索を行う薬剤クロルプロマジン(コントミン®、ウィンタミン®)・第1選択例)クロルプロマジン25~50㎎+生食100mL点滴静注バクロフェン(リオレサール、ギャバロン)・中枢性筋弛緩薬・5㎎錠 3錠 3×芍薬甘草... 2019.11.20 2024.03.15 総合診療・家庭医療
手技 腰椎穿刺 術前頭部CTが必要な場合下記の場合は、術前に頭部CTを確認すること・意識障害がある場合・けいれん・神経学的巣症状・乳頭浮腫・脳内腫瘤の既往・脳出血の既往・免疫抑制状態穿刺法参考:日経メディカルーEM Allianceの「知っ得、納得! ER... 2019.03.15 2024.03.14 手技
診察・検査 胸水穿刺、胸腔ドレーン留置 「胸膜痛」とは?・吸気時に増悪する胸痛・胸水の有無を確認→あれば穿刺→ エコーガイド下で胸水穿刺(1cm以上の幅があれば穿刺可能)穿刺針、ドレーンのサイズ胸腔穿刺・23~26G程度(カテラン針などの長い針は不要)・診断目的穿刺:21G、治療... 2019.02.27 2024.03.13 呼吸器診察・検査
救急 気管挿管 チューブサイズ・ID(内径):男性 8.0 mm(7.5~8.5)、女性 7.5 mm (7.0~8.0)が標準・スタイレットを挿入して「ホッケースティック型」に形成する (視野が保たれるため。弓型では視野がブロックされてしまう)挿入深度・... 2019.11.04 2024.03.13 救急
総合診療・家庭医療 健診で指摘された肝障害への対応 1) 本当に肝臓がプライマリであるかの判断・心疾患(心不全や心筋梗塞)でもAST、LDHが上昇する・ALPは骨疾患でも上昇(造骨性マーカー:前立腺癌で上昇することがある)・ベンゾジアゾピン系でγ-GTPが誘導され上昇する・総ビリルビンは溶血... 2022.07.08 2024.03.13 消化器総合診療・家庭医療
人間ドック・健診 採血(手技と合併症) 採血による末梢神経障害・採血時または採血後に採血部位の近くに存在する神経の支配領域に疼痛、感覚異常、運動機能異常などの神経損傷による症状が出現するもの。・症状は数日の経過で消失する痛みやしびれから、数年に渡り持続する痛みやしびれ・運動障害ま... 2023.10.15 2024.03.12 人間ドック・健診緩和治療脳神経系
膠原病 サルコイドーシス 概要・サルコイドーシスは原因不明の全身性炎症性疾患である。・40歳以下の成人、特に20歳代に好発するといわれていたが、近年では50~60歳代で診断される例も多くなってきている。・発病時の臨床症状が多彩で、その後の臨床経過が多様であることが特... 2023.10.18 2024.03.12 膠原病
産業医・労働衛生コンサルタント 有害業務管理 許容濃度と管理濃度① 許容濃度・日本産業衛生学会が勧告する・1日8時間、週40時間程度の労働時間中に、肉体的に激しくない労働に従事する場合の曝露濃度の算術平均値がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪影響が見られないと判断... 2022.08.01 2024.03.10 産業医・労働衛生コンサルタント
総合診療・家庭医療 2標本t検定と多重比較 2標本t検定・2つの独立した母集団があり、それぞれの母集団から抽出した標本の平均に差があるかどうかを検定することを「2標本t検定」といいます。・例えば、ある学校で行ったテストの点数が1組と2組とで差があるかどうかの検定や、被験者に対してある... 2024.03.08 総合診療・家庭医療
血液 発作性夜間ヘモグロビン尿症 疾患造血幹細胞のPIGA遺伝子における後天性の突然変異によるクローン性の疾患である。PIGAはX染色体上に存在し,膜タンパク質のグリコシルホスファジルイノシトール(GPI)アンカーの形成に不可欠なタンパク質をコードする。PIGAの突然変異に... 2024.03.08 血液
血液 正球性貧血(80≦MCV≦100) ⓵ 慢性疾患に伴う貧血(anemia of chronic disease:ACD)※ 正球性貧血だが、経過が長いと小球性になる疾患・感染症、慢性炎症性疾患、悪性腫瘍が原因で起こる貧血・複合的な要因(鉄利用障害、造血抑制、エリスロポイエチン... 2023.11.19 2024.03.08 血液
血液 小球性貧血(MCV<80 fL) MCV、MCH、MCHCの計算式MCV(Mean Corpuscular Volume)平均赤血球容積赤血球1個当たりの、平均的な大きさ基準値:85~102fL計算式:{Ht(%)/RBC(×10^4/μL)}×1000 fL(femto ... 2023.11.19 2024.03.08 血液
感染 ペニシリン系抗菌薬の基礎 ペニシリン系抗菌薬とは?・βラクタム系抗菌薬の一種・大きく以下4つのグループに分類する:① ペニシリンG② アミノペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン)③ ピペラシリン④ βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン① ペニシリンG(PCG)・黄... 2021.01.12 2024.03.08 感染
診察・検査 褐色細胞腫(検査、治療) 参照:褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018疾患・副腎髄質細胞や交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコラミンを多量に産生、分泌することにより、高血圧や代謝亢進をきたす疾患。・主に副腎髄質から発生するが、... 2019.09.16 2024.03.07 内分泌・代謝診察・検査
内分泌・代謝 Addison病 疾患・アジソン病は、副腎に病変が原発する慢性副腎皮質機能低下症の病態である。・副腎皮質が通常、後天的に炎症、腫瘍、自己免疫、出血などによって、90%以上破壊されると起こり、副腎結核と自己免疫機序(特発性副腎萎縮)が大部分を占める。・狭義には... 2024.03.07 内分泌・代謝