Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

スポンサーリンク
診察・検査

高Ca(高カルシウム)血症

正常値 血清カルシム正常値:8.5-10.5㎎/dL Payne(ペイン)の補正式 補正Ca濃度=血清Ca+(4-血清アルブミン) ・「血清カルシウム値」として出てくるのは、「イオン化カルシウム(Ca2+)」(約50%)のみならず、「タンパ...
診察・検査

MMT (Manual Muscle Test)

新・徒手筋力検査法第10版 新・徒手筋力検査法 原著第10版 2020/3/21 Dale Avers (著), Marybeth Brown (著), 津山 直一 (翻訳), 中村 耕三 (翻訳) 評価 5 Normal :強い抵抗を加え...
救急

起立性低血圧

診断基準(日本循環器学会.:失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版)) 立位後3分以内に、 ① 収縮期血圧が20mmHg以上低下、または、 ② 収縮期血圧の絶対値が90mmHg未満に低下、あるいは ③ 拡張期血圧が10mmHg以上低...
スポンサーリンク
腎臓

Na分画排泄率(FENa:Fractional Excretion of Na)

FENaの意義 ・糸球体からボウマン嚢に濾過されたナトリウムのうち、再吸収されずに排泄尿中に排泄された ナトリウムの割合(%) ・腎前性、腎性腎障害の鑑別に有用。 ・一般に正常では、生体にとって必要なナトリウムや水は99%再吸収されるため、...
診察・検査

BMI(正常値、病的な体重減少)

計算サイト 基準値(日本肥満学会) 基準値:18.5~24.9 ・22を適正体重(標準体重:統計的に最も病気になりにくい体重) ・BMI 25.0以上を「肥満」、18.5未満を「低体重」とする ・25.0≦BMI<30.0を「肥満1度」とし...
感染

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :重症熱性血小板減少症候群)

参考サイト 疾患 ・ブニヤウイルス科フレボウイルス属の「重症熱性血小板減少症候群ウイルス(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome virus:SFTSウイルス(SFTSV)」による感染症。 ・...
総合診療・家庭医療

がん関連発熱

がん関連発熱について ・がん患者における発熱、およびその熱源は下記に挙げるように多様である。 ・腫瘍熱や不可逆な病態故に対症療法のみで対応すべき状況なのか、感染など治療すべき状態なのかは慎重な鑑別が必要である。 ・感染をはじめとした発熱は意...
血液

菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎、亜急性壊死性リンパ節炎)

疾患 ・菊池病は1972年に九州大学病理学講座・菊池昌弘氏らにより報告された原因不明の急性~亜急性の経過で発症する良性の壊死性リンパ節炎である。 ・「組織球性壊死性リンパ節炎」や「亜急性壊死性リンパ節炎」とも呼ばれる ・不明熱の鑑別疾患の一...
循環器

感染性心内膜炎

疑う病歴 ・数か月前に遡っての歯科治療歴 ・弁膜疾患 ・先天性心疾患 ・人工弁 ・感染性心内膜炎の既往 ・中心静脈ライン ・血液透析 症状 ・発熱(不明熱の鑑別疾患) ・新規発症、あるいは増悪する心雑音 ・心不全症状(弁破壊、腱索断裂による...
消化器

肝性脳症

疾患 ・肝機能低下に伴う中枢神経機能の障害 ・気分障害(多幸感や抑うつ)、見当識障害、不適切な行動、傾眠、混乱、昏睡など ・筋症状ではアステリキシス(asterixis:固定姿勢保持困難、陰性ミオクローヌス) 羽ばたき振戦など ・原則は除外...
呼吸器

ニューモシスチス肺炎

疾患 ・Pneumocystis jiroveciiを病原体とする ・細胞性免疫低下で発症する日和見感染症 ・AIDS、悪性リンパ腫や急性白血病などでリンパ球を減少させる治療中の患者、造血幹細胞移植を含む臓器移植後で免疫抑制薬使用中、膠原病...
救急

腎梗塞

症状 ・突発的な持続する側腹部痛、腹部全体痛 ・痛みが一定(↔尿管結石では疝痛) ・しばしば嘔気嘔吐を伴う ・時に発熱を認める ・尿管結石と誤診されることがある 原因 ・心房細動(20%) 腎梗塞患者の50%以上が心房細動を併存している ・...
診察・検査

好酸球増多、好酸球増多症候群(定義と原因疾患)

定義 好酸球絶対数1500/μL以上を少なくとも4週間以上空けた2定点で証明すること 原因 アレルギー疾患 寄生虫感染症(→便糞線虫培養) ウイルス感染症(→HIV) 自己免疫性疾患 骨髄増殖性疾患(→ビタミンB12、骨髄生検、遺伝子検査)...
総合診療・家庭医療

保護中: Dr.Gawaso的『「やりたいこと」の見つけ方』

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード:
内分泌・代謝

DM検査(初診時の検査や薬物開始適応)

初診時に確認すべきこと ・血糖値 ・体重とその推移(特に急激な体重減少の有無) ・尿ケトン体の有無(高血糖があり、尿ケトン体が陽性の場合は早急にインスリン治療が必要) ・早期眼科受診(網膜症チェック) 初診時検査項目 ・空腹時血糖 ・空腹時...
診察・検査

75gOGTT (75g経口ブドウ糖負荷試験)

適応 <強く推奨される場合> ・空腹時血糖が110~125㎎/dLのもの(正常:110㎎/dL未満) ・随時血糖が140~199㎎/dLのもの ・HbA1cが6.0~6.4%のもの(ただし明らかな糖尿病の症状が存在するものを除く) <行うこ...
診察・検査

感覚診察

脊髄内神経経路 表在感覚検査 デルマトーム 触覚 ・捻じったティッシュペーパーで皮膚表面を軽く触れる 温度覚 ※痛覚と同じ経路を通り、また痛覚の方が鋭敏であること、温水と冷水を用意することに手間がかかるため、痛覚の検査のみ行うことが多い。 ...
膠原病

筋膜炎脂肪織炎症候群(fasciitis-panniculitis syndrome:FPS)

疾患 ・1996年にNaschitzらが提唱した病理組織学的疾患概念で,皮下脂肪組織の葉間結合織、筋膜、筋周囲の炎症性細胞浸潤と膠原線維の増生を特徴とする。 ・Shulmanが「好酸球性筋膜炎(eosinophilic fasciitis)...
スポンサーリンク