Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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呼吸器

肺癌、肺がん

組織分類「非小細胞癌」と「小細胞癌」・肺癌は、「非小細胞癌」(約80%)と「小細胞癌」(約20%)に大きく分けられる(治療法が小細胞がんの場合とそれ以外の場合とで大きく異なるため)・「非小細胞肺癌」は副作用や効果の面から、「扁平上皮癌」と「...
呼吸器

非結核性抗酸菌症(NTM)

非結核性抗酸菌とは・結核菌とらい菌以外の、雑多な抗酸菌の総称・結核菌と異なり(結核菌はほぼ人の体内に限られる)、自然環境内に広く存在する・水環境や土壌などに常在する菌を吸引し、たまたま定住することで感染が成立し、増殖することで発症に至る・基...
診察・検査

心臓聴診、心音、心雑音

おすすめ聴診器リットマン ステソスコープ カーディオロジーIV 医師向け聴診器の新定番です。成人用と小児用のダイアフラムを両面に搭載しており、成人から小児までこれ一器で診察が可能です。チューブは音の損失を軽減する高感度のツーインワンチューブ...
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人間ドック・健診

低脂血症:D2判定

低脂血症の定義・TC<120mg/dL・LDL-C<70mg/dL・TG<30mg/dL・HDL-C<40mg/d疾患・低脂血症は、他の疾患の続発性(二次性)低脂血症を示す場合と原発性低脂血症に分類される。・原発性低脂血症は、遺伝子の変化が...
緩和治療

ミダゾラム(ドルミカム®)による鎮静

静脈ラインがあるとき:持続静注で**これは静注用指示です**【指示①】最小量から開始して増量するとき■ 薬剤ドルミカム 4A 8ml (40mg)+生食32ml :合計40ml(または5A10ml (50mg)+生食40ml /:合計50m...
総合診療・家庭医療

抗菌薬投与期間に関する最近の知見

抗菌薬治療は従来より短期間でよい可能性が示唆・院内肺炎:7~8日・複雑性尿路感染症/腎盂腎炎:5~7日・グラム陰性桿菌による菌血症:7日・皮膚軟部組織感染症:5~6日参考文献:J Hosp Med. 2018 May 1;13(5):361...
救急

胸痛の救急(5 killer chest pain)

5 killer chest pain① 急性冠症候群(acute coronary syndrome:ACS)② 大動脈解離(aortic dissection)③ 肺血栓塞栓症(pulmonary embolism:PE)④ 緊張性気胸...
総合診療・家庭医療

退院支援

参考文献:
皮膚科

小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎(砂かぶれ様皮膚炎)

参考サイト子どものホームケアの基礎:砂かぶれ様皮膚炎砂かぶれ様皮膚炎の症状や原因は? 手や足の裏にできる赤い斑点の正体疾患・手足、特に指趾(しし)間、掌蹠に多発する紅色小丘疹、小水疱で発症し、まもなく癒合してびまん性の浮腫性紅斑となる。・や...
消化器

NSAID、NSAIDsについて(作用機序、合併症)

作用機序・NSAIDsは,アラキドン酸カスケードにおいてプロスタグランジンやトロンボキサンの合成酵素であるシクロオキシゲナーゼ(Cyclooxygenase:COX)を阻害する。・COXには1と2の二つのアイソフォームがあり、NSAIDsは...
呼吸器

アスピリン喘息(NSAIDs過敏症、不耐症)

疾患・アスピリンおよびアスピリンと同様な作用がある解熱鎮痛剤(解熱剤、鎮痛剤、風邪薬、坐薬、湿布など)などによって誘発される喘息。・アレルギー反応ではなく、COX1阻害作用を有するNSAIDsに対する過敏症状を呈する非アレルギー性過敏体質で...
診察・検査

鉄欠乏性貧血(症状、診断、治療)

原因・消化管出血・月経・悪性腫瘍・肥満(体内への鉄吸収、体内の鉄遊離低下をきたすヘプシジンが増加するため)特徴的な症状・restless legs 症候群の合併あり・異食症(土、粘土、チョーク)・氷食症検査血算・一般には小球性低色素性貧血と...
救急

気道異物による急性上気道閉塞(窒息)に対する救急対応

異物誤嚥時の症状・「突然発症」が原則・choking sign両手で自らの首を絞めるような仕草・吸気時の狭窄音対応・十分な酸素投与換気困難な場合はバッグバルブマスクを用いた高流量酸素投与・気道確保患者の意識がなく、口腔内に異物が視認されれば...
消化器

直腸粘膜脱症候群(Mucosal Prolapse Syndrome:MPS)

疾患・直腸粘膜脱症候群は慢性的な「排便時のいきみ」がきっかけとなり、顕在ないしは潜在的粘膜脱出による直腸粘膜の形態変化を引き起こす疾患です。・内視鏡的に潰瘍型(53%)、平坦型(14%)、隆起型(33%)に分類され、病理学的には粘膜組織の繊...
総合診療・家庭医療

MUS(medically unexplained symptoms):診察、鑑別疾患

定義・「医学的に説明困難な身体症状」で、「何らかの身体疾患が存在するかと思わせる症状が認められるが、適切な診察や検査を行っても、その原因となる疾患が見出せない病像」・訴えが多様で、医学的に説明が困難・MUSの中に「機能性身体症候群(FFS)...
手技

ステロイドの基本(使用法、ステロイドカバー)

ステロイドの種類(糖質コルチコイド作用の力価)・ヒドロコルチゾン(ソル・コーテフ)は生理的に分泌される内因性ステロイドで、最もミネラルコルチコイド作用が強い(ストレスがない状態での成人のヒドロコルチゾン分泌量は10㎎/日)→副腎不全における...
皮膚科

皮膚掻痒症、掻き壊し

外用ステロイド+ヒルドイドソフト軟膏の等量混合が基本・マイザー(ベリーストロング)・アンテベート(ベリーストロング)・アルメタ(マイルド)内服エバスチン(エバステル®):当院採用第1選択・第2世代・眠気中等度、効果中等度・高齢者に使用可能・...
感染

クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infection;CDI)

疑うべき症状、所見・抗菌薬使用の経過で起こる下痢、腹痛、発熱が典型的である。このような場合は本症を考える。・典型的症状(1日3回以上の水様便、腹痛、右下腹部の圧痛(回盲部および上行結腸が侵されやすい)、発熱、原因不明の白血球増多など)がある...
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