特徴
・遠位(足趾、足底から発症)、「靴下・手袋型」
・感覚障害優位(↔運動神経障害優位、筋萎縮では慢性炎症性多発神経炎や脊髄根神経叢障害を考える)
・安静時に強い(↔運動時では脊柱管狭窄症や脊椎症を考える)
神経学的検査
アキレス腱反射
「膝立位姿勢」が推奨される(仰臥位では足に無用な力が入り、また打腱器で打ちずらい)
振動覚検査
・C128音叉
・内果に当てる
・音叉を叩いた時から振動を感知しなくなった時間を測定。10秒以下で異常
タッチテスト
・モノフィラメント使用
自律神経機能検査
・安静時心電図R-R間隔変動係数(CVR-R)<2%の場合、心血管系の自律神経障害の存在が疑われる
治療
成因に対する治療
・アルドース還元酵素阻害薬(キネダック®、エパルレスタット®):進展例では効果期待できず
対症療法
・プレガバリン(リリカ)
・アミトリプチン(三環系抗うつ薬:トリプタノール)
・デュロキセチン(SNRI:サインバルタ)
↓
効果なければ
・トラマドール
・オピオイド
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