Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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皮膚科

結節性紅斑

疾患・下腿伸側を好発部位とする、皮下脂肪織炎・病理組織像は隔壁脂肪織炎で、真皮下層から皮下脂肪隔壁に好中球の浸潤を認めるが、経過とともにリンパ球優位となる・20~30歳代の女性に多い。妊娠中に発症することもある・5~100mm(多くは母指頭...
救急

急性腹症に対する鎮痛の原則

原則痛みの強さによらず、アセトアミノフェン1000㎎静脈投与が推奨される(レベル1、推奨度A:急性腹症診療ガイドライン2015)例)アセリオ® 1000㎎ 15分ペースで点滴静注小柄な場合:10~15㎎/㎏↓原因検索へアセトアミノフェン点滴...
総合診療・家庭医療

ワクチン接種手技(皮下注射、筋肉注射)

皮下注射・「大腿前外側」「上腕外側(三角筋中央部、上腕後外部下1/3)」が推奨されている・上腕ならびに大腿の近い部位に接種する場合、接種部位の局所反応が重ならないように少なくとも2.5㎝以上あける。参照:・皮膚と皮下組織をつまみ上げ、45°...
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診察・検査

嘔気・嘔吐の鑑別

※ 嘔気嘔吐に合併する随伴症状から系統的に鑑別を行うとよい。+頭痛( ± 意識障害)・クモ膜下出血(嘔吐が主訴の場合もある)・脳血管障害(嘔吐の頻度は、くも膜下>脳出血>脳梗塞)嘔吐があると死亡率が高い・髄膜炎(頭痛>嘔吐>発熱)、項部硬直...
膠原病

クリオグロブリン血症性血管炎

疾患・クリオグロブリンは低温下(37℃より低い温度)で沈殿し、37℃で加温すると再び溶ける可逆的に沈降する免疫グロブリン。・クリオグロブリンが血中に増加した状態をクリオグロブリン血症と呼ぶ・クリオグロブリン血症性血管炎は、免疫複合体の関与す...
総合診療・家庭医療

コリン作動性クリーゼ

原因薬剤コリン作動性:農薬、有機リン、サリン、ウブレチド(前立腺肥大)検査・コリンエステラーゼ低下症状・唾液分泌増加・気道分泌増加・縮瞳・徐脈・流涙・発汗・下痢・嘔吐・徐脈・傾眠、意識障害治療・アトロピン・中毒症状が軽快するまでに2~3日か...
エコー

子宮、卵巣エコー

子宮正常・縦8㎝、横5㎝、前後(厚さ)3㎝程度正常妊娠所見・尿中hCGは妊娠4週で陽性・子宮内に胎嚢(経腟で5週、経腹で6週)卵巣正常・3~4㎝程度・子宮後面の卵巣窩(総腸骨動静脈が内・外腸骨動静脈に分岐する三角部)にあることが多い・排卵直...
総合診療・家庭医療

地域包括ケア(システム、病棟)

地域包括ケアシステム・保険者である自治体が重層的な支援体制を構築する・地域包括ケアセンターが核となり、概ね30分以内に必要なサービスが提供できる日常生活圏域(中学校区程度)が単位となる・本人の選択と本人・家族の心構えが基盤となる・支援体制に...
リハビリテーション

肺葉、肺区域

参照(このサイトより引用):肺葉肺区域・S2:後上葉区・右中葉はS4とS5からなる・左上葉肺尖後区としてS1+S2がある・左のS4とS5は左上葉に含まれる・S9:外側肺底区
リハビリテーション

嚥下造影検査(videofluoroscopic examination;VF)

嚥下造影の検査法(詳細版)日本摂食嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会 2014 年度版検査法透視装置・一般に消化管造影などで汎用される X 線透視装置を使用する。・X 線透視装置は通常、撮影台(テーブルあるいは天板)の上に被験者を寝か...
リハビリテーション

ICU-AW(ICU-acquired weakness)

定義・ICUに入室後に発症する急性の左右対称性の四肢筋力低下を呈する症候群・Critical Illness Polyneuropathy (CIP)やCritical Illness Myopathy (CIM)を原因とするびまん性筋力低...
リハビリテーション

骨格筋のタイプ、筋紡錘、筋収縮

骨格筋の構造・筋収縮ではI帯が短縮する参照(このサイトより引用):骨格筋のタイプタイプⅠ・赤色・遅筋・好気的エネルギー(有酸素運動)・ミトコンドリア多い・グリコーゲン含有量少ないタイプⅡ・白筋・速筋・嫌気的エネルギー・ミトコンドリア少ない・...
リハビリテーション

インセンティブスパイロメトリー

・患者に深い吸気を促す(吸気筋を働かせる)ことで肺の伸展性を高めるためのトレーニング器具(吸気機能改善)深呼吸や腹式呼吸などの呼吸訓練法とともに古くから用いられており、患者がベッドサイドで簡単に実施することができるため広く普及しています。深...
総合診療・家庭医療

眼球上転発作(oculogyric crisis)

疾患・眼球の固定方向への不随意の痙縮運動(上転が最も多いが、その他の眼位のこともある)・「下を見ようとしてもみることができない」という訴えで来院・原因として、ドパミン作動経路の障害と考えられている(ドパミン遮断薬、脳炎、てんかん、ヒステリー...
総合診療・家庭医療

認知症短期集中リハビリテーション

認知症短期集中リハビリテーション・認知症短期集中リハビリテーションは,軽度の認知症入所者の在宅復帰を目的として行うものであり,記憶の訓練,日常生活活動の訓練等を組み合わせたプログラムを週3日,実施することを標準とする。・当該加算は,精神科医...
消化器

IPMN(intraductal papillary mucinous neoplasm:膵管内乳頭粘液性腫瘍)

疾患・膵管内乳頭粘液性腫瘍(Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm:IPMN)とは、膵腫瘍の一種で、膵管の中に、乳頭状に増殖する膵腫瘍で、どろどろとした粘液を産生する嚢胞性腫瘍。・典型的な膵がん(膵管...
総合診療・家庭医療

プレショックの徴候「あれ、ショックだぜ」ーシステム1(直観的思考)

■あ:あくび(眠くないのに、というのが大事)■れ:冷汗(特に前胸部)血圧低下→交感神経亢進→皮膚血流低下による皮膚温低下+発汗→冷や汗■しょ:消化器症状(嘔気嘔吐、下痢など)■く:草色の顔(赤、黄、緑の3原色から赤(血)を引くと緑になる)■...
診察・検査

ESR 100mm/h 以上の疾患→「VSTIMPO」(By Dr.仲田)

ESR 100mm/h 以上の疾患(赤沈、血沈の異常高値)は意外に限られ、「VSTIMPO」 と覚える。ESR 100mm/h 以上の疾患・Vasculitis(GCA)・Subacute thyroiditis・Tuberculosis・...
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