呼吸器

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呼吸器

血液ガス(血ガス)の見方「4steps+2steps」

基準値 pH         :7.40 ± 0.05 HCO3-  :24 ± 2 mEq/L Anion Gap(AG)(アニオン=陰イオン)     :Na+ ー(Cl-+HCO₃-):12 ± 2 mEq/L 乳酸  ...
2023.10.24
救急

呼吸困難に対する救急対応

まずは年齢、病歴、既往から鑑別(肺、心臓、気道、脳) 若年者:気道遺物、喘息重積、気胸、過換気、貧血 中高年:心不全、COPD、肺血栓塞栓症、心筋梗塞、がん 緊急!ショックを伴う場合 ・「サルも聴診器」で対応 「さ...
2023.08.21
呼吸器

睡眠時無呼吸症候群

特徴 ■ 日本人成人男性の3~7%、女性の2~5%に存在 ■ 肥満のほかにも、顎の形状も関与する ■ 高血圧症や糖尿病と関連がある ■ 低酸素血症や交感神経活性の亢進などを介して2次的に種々の病態を惹起する ・高血...
2023.08.08
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呼吸器

間質性肺炎

原因の有無による大まかな分類 1)原因のないもの 特発性間質性肺炎 ・原因が特定できない間質性肺炎の総称 ・特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)など ・50歳以降の男性喫煙者...
2023.08.03
呼吸器

喀血・血痰

定義 ・いずれも気道由来の出血を指す ・英語ではhemoptysisで区別しない ・一般に「喀血」は血液を喀出するもの、「血痰」は喀痰に血液成分を混じるものをいう ・消化管由来の出血と判断が難しい場合がある。 ...
2023.08.03
循環器

慢性肺血栓塞栓症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症

慢性肺血栓塞栓症 ・器質化した血栓により肺動脈が閉塞し、肺血流分布及び肺循環動態の異常が6か月以上にわたって固定している病態を「慢性肺血栓塞栓症」という。 ・中高年女性(男1:女3、平均年齢66±13歳) ・また、慢性肺血栓塞...
2023.07.31
救急

肺炎の重症度分類(A-DROPとCURB-65)

市中肺炎の重症度分類 ・A-DROP、CURB-65はいずれも『市中肺炎』(CAP:community-aquired pneumonia)の重症度分類である。 ・「成人肺炎診療ガイドライン」では「A-DROP」が推奨されている。...
2023.06.05
呼吸器

ニューモシスチス肺炎

疾患 ・Pneumocystis jiroveciiを病原体とする ・細胞性免疫低下で発症する日和見感染症 ・AIDS、悪性リンパ腫や急性白血病などでリンパ球を減少させる治療中の患者、造血幹細胞移植を含む臓器移植後で免疫抑制薬...
エコー

肺エコー(検査法と所見)

肺エコーの原則 ・肺エコーは肺を見るのではなく、「胸膜」を見る。 適応疾患 ・気胸(感度78~91%) ※一方胸部X線の感度は39~47% ・心不全 ・肺炎 ・COPD急性増悪 プローブ、設定...
2023.01.27
エコー

BLUE(bedside lung ultrasound in emergency ) protocol

概念 ・急性呼吸不全や低酸素血症の原因検索を迅速に行うための、ベッドサイドでの超音波検査法 ・胸郭の上方と下方で、それぞれ前方、側方、後側方の6点から肺を観察する。 ・肺炎に対して感度88%、特異度90%、心原生肺水腫に対して...
2023.01.26
診察・検査

肺の聴診(呼吸音と副雑音)

肺音とは(呼吸音と副雑音) ・聴診器で聴取する肺音は、正常で聞かれる「(正常)呼吸音」と、正常では聴こえない「副雑音」に2つに分類される。 ・副雑音のうち、肺内に由来する肺性副雑音を「ラ音」ともいうことがある。 呼吸音...
2023.01.24
呼吸器

肺炎(院内、市中、原因微生物)

Heckering score(細菌性肺炎の推定スコア) ・バイタルサインと身体所見で、細菌性肺炎の可能性を推定するスコア ・点数が高いほど、 肺炎の除外のため胸部レントゲンを撮像する有効性が高まるとされる. ・体温>37.8℃...
2023.01.16
呼吸器

感冒、急性気道感染症(いわゆる「かぜ(風邪)」)

風邪、感冒の定義 ・「鼻症状(鼻閉、鼻汁)」「咽頭痛」「咳嗽」を伴うウイルス性上気道感染症 ・症状は軽度で対症療法のみで自然軽快する ・原因ウイルスはライノウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、パライ...
2022.12.27
診察・検査

特発性縦隔気腫

疾患 ・若年男性に多い(7:3) ・誘発因子:運動、咳嗽、喘息発作、嘔吐などの胸腔内圧が上がる状況で発症しやすい ・しかし誘発因子を認めない例も1/3で認められる 症状 ・胸痛 ・呼吸苦 ・皮下気腫 ...
2022.11.19
診察・検査

呼吸機能検査(スパイロメトリー)

参照(このサイトより引用): FEV1(1秒量) ・最初の1秒間に呼出される量。 %VC(パーセント肺活量):基準値80%以上 ・実測肺活量 ÷ 予測肺活量 ・80%未満で拘束性換気障害 ※指標の前に%が...
2022.11.19
呼吸器

気管支拡張症

疾患 ・気管支が何らかの原因によって不可逆性の拡張をきたした状態 ・疾患名ではなく「症候群」である 原因 特発性(狭義の気管支拡張症) ・原因不明 先天性 免疫不全 感染後 ・非結核性抗酸菌...
呼吸器

酸素療法について:フェイスマスクを4L/分以下に設定してはいけません!!

「低流量システム」と「高流量システム」の違い ・酸素投与方法は「低流量システム」「高流量システム」(さらには「リザーバシステム」)に分類される。 ・患者が必要とする 1 回換気量を超える酸素ガスを供給しないのが低流量、供給できるのが...
2022.10.25
呼吸器

誤嚥性肺臓炎(誤嚥性肺炎との違い)

誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis、Mendelson症候群) ・明らかな誤嚥のエピソード後の呼吸器症状の場合に疑う (↔「誤嚥性肺炎」は不顕性誤嚥が原因で、通常明らかな誤嚥のエピソードはない)...
2022.10.03
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