整形外科・外傷

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整形外科・外傷

創傷処置

止血 1)直接圧迫 ・活動性出血の場合、出血点の直接圧迫を開始したら、10~15分間は動かさず圧迫を続ける (何度も止血を確認すると結局止血に時間を要してしまうことになる) ・「カルトスタット®」や「ソーブサン®」などの...
2024.09.04
感染

破傷風(予防、治療)

破傷風 ・C.tetani感染症(嫌気性菌)を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 ・病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。 ・集団感染によるアウトブレイクは起きない。 ・日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握...
2024.09.04
整形外科・外傷

腰椎椎間板ヘルニア、椎間板痛(神経根症状、治療)

好発部位 腰椎前弯が最も強い下位腰椎に多い ・L4/5 ・L5/S 病型 後外側型(80%) →神経根症状(一側の下肢痛) 後正中型(10%) →後縦靭帯の痛み(いわゆる腰痛) 神経根症状...
2024.08.29
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整形外科・外傷

腰痛症(red flag sign)

腰痛の疫学 ・腰痛の罹患率 有訴率:40~50% 既往歴:70~80% ・急性腰痛の70%は原因不明の非特異的腰痛(3週間以内に自然軽快) ・原因疾患の97%は整形疾患、2%が腹部内蔵疾患、1%が脊椎がんや炎症性関節炎、感染症...
2024.08.29
整形外科・外傷

神経根支配 (含・ Dr.仲田の記憶法)

上肢 運動神経支配 僧帽筋 副神経(Ⅺ)、C2~4 肩甲骨挙上、内転 延髄より中枢の麻痺か、頚髄より末梢の麻痺かを鑑別できる 横隔神経(C3~5) 空中に大きく指で「三」と描く 「上(胸腔)と下(腹腔...
2024.08.29
整形外科・外傷

脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折 特徴 ・骨折椎体は胸腰椎移行部(Th11~L2)に多い ・一方、痛みの訴えは「L4~5付近」が多いので、疼痛部位に騙されないこと 骨折部位から握こぶし一個分下、握りこぶし一個分外側が多い 胸腰椎移行部の後...
整形外科・外傷

上腕二頭筋長頭腱炎

Speed’s test ・肘伸展、手掌を正面に向けた状態で前方挙上させる ・向かい合った検者が挙上に抵抗すると、肩前方に痛みが生じる 肩関節エコー ・小さく前習いの状態で10~15°内旋にて、結節間溝が...
整形外科・外傷

腱板断裂

疾患 ・最も傷害されやすいのは棘上筋 誘発試験 drop arm sign ・検者は患者の手首を持ち、肩関節を90度まで外転した状態で検者はその手を離す。 ・脱力感を伴って上肢が降下すれば陽性。 painfu...
2024.08.15
整形外科・外傷

インピンジメント(impingement)症候群

病態 ・肩関節挙上時に肩峰、または烏口肩峰靱帯とその下に位置する腱板が衝突し、疼痛を引き起こす病態 ・棘上筋腱炎、腱板不全断裂・完全断裂、石灰沈着性腱板炎、肩峰下滑液包炎などが原因 身体検査 ① Hawkinsテスト(肩...
2024.08.15
整形外科・外傷

骨粗鬆症

参照 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」 「骨粗鬆症治療薬一覧」 骨粗鬆症治療薬一覧 疾患 ・骨強度の約70%は骨密...
2024.05.16
整形外科・外傷

肩関節脱臼:診断と治療

診察 ・受傷機転は?(典型的には外転・外旋強制) ・初回か再発か?(初回では骨折の合併を想定) ・PMS(pulse,motor,sensory)に問題がないか確認 ・腋窩神経損傷(前方脱臼の10%に合併) →肩外側の感覚鈍麻、三...
2024.04.25
整形外科・外傷

大腿骨近位部骨折

X線のオーダー ① 両股関節正面、患側股関節軸位 ・患側は動かす必要がないため、近位部骨折の撮影では最適 ② 両股関節正面、患側股関節ラオエンシュタイン ・患側を「外転外旋位」にするため困難 ...
整形外科・外傷

褥瘡(評価、治療)

NPUAP分類 (National Pressure Ulcer Advisory Panel:米国褥瘡諮問委員会) 参照: NPUAP分類 以下の6病期に分類 ・DTI疑い(深部組織損傷疑い) ・ステージⅠ(紅斑:消...
2024.03.21
脳神経系

手根管症候群

疾患 ・絞扼性神経障害の中で最多 ・40歳以上で多い ・男女比:1:2(女性に多い) ・両側性が多い ・原因の特定できない特発性と、原因のある2次性に分類される ・多くは特発性で、中年女性に多いが、特に両側性...
2024.03.01
診察・検査

関節エコー

関節エコーによる滑膜炎の描出 関節エコーでは軟部組織が非常に明瞭に描出され,動的評価が行える利点もある。 健常な関節では,滑膜内膜はほとんど見えないが,炎症があると滑膜は低エコー領域として描出され,その中に組織内細胞浸潤と浮腫が水と...
整形外科・外傷

成長痛

概念 ・「成長痛」は、“幼児から思春期の成長期に起こる子どもの下肢の「特有の症状や特徴をもつ痛み」の総称。 ・年齢は2~14歳にみられ、好発年齢は3~5歳の幼児である。 ・病名と言うより「幼児期の繰り返す下肢の痛みで、特に骨や...
整形外科・外傷

手の関節障害(DIP、PIP、CM)

手の変形性関節症 ・好発部位はDIP(Heberden結節)、PIP(Bouchard結節)、母指CMの3か所が多い。 (まれに大菱形・舟状骨関節にもみられる) ・OAではMP関節に変化がない(↔RA、偽痛風との...
2023.02.01
整形外科・外傷

エコーガイド下ファシアハイドロリリース

準備する機材 ・エコー ・27ゲージ長針 ・生食+局麻(計1~5mL程度)
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