内分泌・代謝 ビタミンD D2、D3の違い・ビタミンDにはD2からD7の6種類ある・しかしD4~D7は食品にはほとんど含まれておらず、活性も低いため重要性はない・そのため一般的にビタミンDは、高い生理活性を示す「ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)」と「ビタミンD... 2022.11.02 2025.06.21 内分泌・代謝
内分泌・代謝 亜鉛(特に亜鉛欠乏症について) 亜鉛について・必須微量元素のひとつ・成人の体内には1~2g存在・亜鉛は多くの酵素の中心活性として重要欠乏の原因・摂取不足・吸収不良・排泄増加(透析、慢性肝疾患、キレート作用のある薬剤(Lドーパ、イミプラミン、アロプリノール、炭酸リチウム、カ... 2024.03.14 2025.05.13 内分泌・代謝
呼吸器 血液ガス(血ガス)の見方「4steps+2steps」 基準値:pH :7.40 ± 0.05(7.35~7.45)HCO3- :24 ± 2 mEq/LAnion Gap(AG)(アニオン=陰イオン):Na+ ー(Cl-+HCO₃-):12 ± 2 mEq/L乳酸値 ... 2019.02.14 2025.04.15 内分泌・代謝呼吸器
腎臓 低K血症(低カリウム血症)の鑑別、診断、治療(薬剤変更時換算法) 定義血清K<3.5mEq/Lの状態低K血症の原因、機序1日に必要なK量:40~60mEq(KCl 3g程度)① 摂取量の低下・Kを含まない補液による医原性多い② 細胞内への移動・アルカレミア細胞外H +濃度の低下に対し、細胞内から H+ が... 2020.05.29 2025.04.13 内分泌・代謝腎臓
診察・検査 体重減少の鑑別(BMI正常値、病的な体重減少) 計算サイト基準値(日本肥満学会)基準値:18.5~24.9・22を適正体重(標準体重:統計的に最も病気になりにくい体重)・BMI 25.0以上を「肥満」、18.5未満を「低体重」とする・25.0≦BMI<30.0を「肥満1度」とし、BMIが... 2019.09.07 2025.04.08 内分泌・代謝診察・検査
総合診療・家庭医療 refeeding syndrome(リフィーディング症候群) 疾患・高度の低栄養状態の患者に対し、栄養療法開始に伴い血糖値が上昇すると、膵臓におけるインスリン分泌が刺激される一方でグルカゴン分泌は抑制され、グリコーゲン、脂肪、蛋白の合成が開始される。・これらの同化反応にはP、Mg等の電解質が必要であり... 2021.10.28 2025.01.20 内分泌・代謝総合診療・家庭医療
内分泌・代謝 高尿酸血症・痛風 ガイドライン『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 』(2022年3月7日発行)高尿酸血症の定義7.0㎎/dLを超えた状態(血液中尿酸値>7.0mg/dL)注)尿酸値の正常値は7.0㎎/dL以下とされているが、実際は6.0㎎/dLが治... 2020.07.09 2024.12.27 内分泌・代謝
内分泌・代謝 糖尿病緊急症(高血糖緊急症、正常血糖ケトアシドーシス) 高血糖による緊急症(糖尿病の救急):DKAとHHS※基本的にはICU管理・糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA)・高浸透圧高血糖症候群(hyperosmolar hyperglycemic state... 2020.03.07 2024.12.05 DM内分泌・代謝
内分泌・代謝 ビタミンB1(チアミン)欠乏症 ビタミンB1の役割・ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質のひとつ。「チアミン」とも呼ばれる。・糖質および分枝脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じる。・酵母、豚肉、胚芽、豆類に多く含有される。・解糖系... 2023.07.12 2024.10.09 内分泌・代謝
内分泌・代謝 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(syndrome of inapropriate antidiuresis) ADH(抗利尿ホルモン(Antidiuretic hormone)=バソプレッシン(アルギニンバソプレシン(arginine vasopressin: AVP)・「ADH(抗利尿ホルモン(Antidiuretic hormone)」は「バソ... 2020.07.28 2024.07.03 内分泌・代謝
内分泌・代謝 副腎不全 分類1)原発性:副腎自体の異常・原因として自己免疫性(7~8割)、結核性、悪性腫瘍の副腎転移、副腎出血・梗塞・自己免疫性のなかでは多腺性機能不全症候群が多い・色素沈着を来す2)2次性:下垂体機能低下・好発年齢は60歳代・下垂体腫瘍、下垂体炎... 2019.07.08 2024.03.28 内分泌・代謝
診察・検査 褐色細胞腫(検査、治療) 参照:褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018疾患・副腎髄質細胞や交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコラミンを多量に産生、分泌することにより、高血圧や代謝亢進をきたす疾患。・主に副腎髄質から発生するが、... 2019.09.16 2024.03.07 内分泌・代謝診察・検査
内分泌・代謝 Addison病 疾患・アジソン病は、副腎に病変が原発する慢性副腎皮質機能低下症の病態である。・副腎皮質が通常、後天的に炎症、腫瘍、自己免疫、出血などによって、90%以上破壊されると起こり、副腎結核と自己免疫機序(特発性副腎萎縮)が大部分を占める。・狭義には... 2024.03.07 内分泌・代謝
診察・検査 甲状腺機能検査 サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)・甲状腺で産生されるホルモンには「サイロキシン(T4)」と「トリヨードサイロニン(T3)」の2種類がある。・甲状腺で分泌される甲状腺ホルモンの93%はT4である。T4は肝臓や腎臓で4個のヨー... 2019.07.18 2024.01.25 内分泌・代謝診察・検査
内分泌・代謝 更年期障害 更年期障害とは(参照:)・基本的に「除外診断」である病態・閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。・「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいう。・45歳以降で、1年間月経がなけ... 2021.03.27 2023.11.20 内分泌・代謝産婦人科
内分泌・代謝 急性間欠性ポルフィリン症(Acute intermittent porphyria) ポルフィリン症とは・ヘム代謝系に関わる8つの酵素のいずれかの活性低下により、ポルフィリン体あるいはその前駆体が蓄積することによって発症する遺伝性の代謝疾患・現在9つの病型に分けられる。・これらのうち光線過敏など皮膚の症状を主に生じるものを「... 2021.06.14 2023.10.06 内分泌・代謝
人間ドック・健診 「やせ型」体型の脂質異常症 脂質異常症は太っている人ばかりに多いとは限らない・日本では、高コレステロールの人の割合が、やせ・標準・肥満の人の間で差がなくなってきているという報告がある・特に50歳以上の女性では、やせていながら高コレステロールである人の割合が、昭和55年... 2023.09.19 人間ドック・健診内分泌・代謝