感染 クリンダマイシン 特徴 ・腸球菌を除くGPC(黄色ブドウ球菌も含む) ・嫌気性菌に有効だが、横隔膜下の嫌気性菌であるBacteroides fragilisには耐性(30~50%が耐性)が増えている ・一方で横隔膜より上の嫌気性菌には有効 ・グラム陰性菌はカ... 2019.05.10 2022.11.22 感染
感染 免疫不全の種類と原因 免疫の種類 免疫不全を漠然と「免疫不全」とせず、どの種類の免疫不全なのかを考える必要がある ・細胞性免疫と液性免疫で大きく異なる点は、異物に対する攻撃方法です。細胞性免疫では免疫細胞が直接異物を攻撃しますが、液性免疫では抗体を作って異物に対... 2020.09.16 2022.11.17 感染膠原病
感染 伝染性紅斑、パルボウイルスB19感染症(小児、成人) 伝染性紅斑(Erythema infectiosum) ・ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19:PVB19)感染症 ・頬に出現する蝶翼状 の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患である。 ・両... 2020.12.15 2022.11.09 感染皮膚科小児科
感染 リウマチ熱 疾患 ・リウマチ熱は、A群レンサ球菌(Group A streptococcus:GAS)の上気道感染後、2~4週間で発症する急性の非化膿性炎症性疾患 ・発熱、多関節炎、心炎、皮下結節、輪状紅斑、舞踏運動などを引き起こす。 ・好発年齢は5歳... 2021.02.15 2022.11.09 感染小児科
感染 HIV感染症 HIVのスクリーニング検査 スクリーニング検査を行う場面 ※ 検査を行うためには同意の取得が必須 ・入院時、術前検査(施設の方針による) ・妊婦(強く推奨される) ・梅毒患者 ・非ホジキンリンパ腫の患者 ・MSMで不明熱の患者 ・40歳代で... 2022.03.16 2022.10.29 感染
感染 尿道炎(淋菌、クラミジア) 原因菌 ・クラミジア(Clamydia trachomatis) ・淋菌(Neisseria gonorrhoeae):グラム陰性双球菌 ※ 淋菌尿道炎の20~30%にクラミジア感染症を合併する。 ※ 反応性関節炎を来すことがある 検査 ・... 2020.07.13 2022.10.29 感染泌尿器科産婦人科
総合診療・家庭医療 性交渉歴の聴取(5P) 性交渉歴を聴取すべき状況 ※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある ・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合 ・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約... 2019.04.28 2022.10.29 総合診療・家庭医療診察・検査感染
感染 小児の肺炎 疫学 ・小児肺炎の原因微生物の多くはウイルス ・特に2歳未満に小児肺炎入院の80%弱がウイルス性 ・RSウイルスが最多で、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなどが原因 ・細菌性とウイルス性の混合... 2022.10.25 感染小児科
感染 真菌感染症 真菌で抑えるべき2種類 ① 酵母様真菌(yeast) ・カンジダ属 ・クリプトコッカス属 莢膜、墨汁染色 β-D-グルカンは上昇しない ② 糸状真菌 ・アスペルギルス属 抗真菌薬の4分類 ① フルコナゾール ② ポリコナゾール ・アスペルギ... 2021.02.15 2022.10.20 感染
感染 化膿性脊椎炎(椎間板炎、椎体炎) 脊椎炎? 椎間板炎? 椎体炎? ・「整形外科学用語集」(日本整形外科学会編)に「椎間板炎」「椎体炎」なる用語はない。 「化膿性脊椎炎(pyogenic spondylitis)」は用語集にある。 (→脊椎の感染症が「椎体前辺縁の終末動脈で増... 2019.09.04 2022.10.18 感染整形外科・外傷
感染 カテーテル関連血流感染症(CRBSI) 検査 血液培養 ・末梢静脈からの血培は必須。可能ならばカテーテル抜去し、先端培養も提出。 ・カテーテルハブ由来と末梢静脈からの2か所から採取 診断基準 以下のどれか一つを満たす場合、CRBSIと診断 ① 1セット以上の皮膚から採取した血液培... 2022.10.17 感染
消化器 肝膿瘍 疾患 ・「不明熱」の原因となることがある ・原因微生物は「細菌性」と「アメーバ性」に大きく分かれる ・特に感染初期で膿瘍形成が不完全な段階や微小な膿瘍の段階では単純CTでは見落としてしまう可能性があり、造影CTや腹部エコーを行わなければ診断... 2022.10.15 消化器感染
呼吸器 誤嚥性肺臓炎(誤嚥性肺炎との違い) 誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis、Mendelson症候群) ・明らかな誤嚥のエピソード後の呼吸器症状の場合に疑う (↔「誤嚥性肺炎」は不顕性誤嚥が原因で、通常明らかな誤嚥のエピソードはない) ・細菌の関与はなく、... 2022.09.14 2022.10.03 呼吸器感染
診察・検査 グラム染色(Gram染色)の基本 Geckler分類 ※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察すること Geckler分類 ・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。 ・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckle... 2020.09.15 2022.10.03 診察・検査感染
感染 急性副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎の治療 症状 ・発熱(ないこともある) ・くしゃみ、鼻汁、鼻閉 ・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感 ・頭を下げると頭痛が悪化 ・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善する ウイルス性、細菌性の鑑別 ・多くはウイルス性 ・症状... 2020.11.13 2022.10.01 感染耳鼻科
感染 human herpes virus(HHV)の種類と疾患 HHV-1=HSV-1 ・単純疱疹(口唇ヘルペス) ・Kaposi水痘様発疹症 HHV-2=HSV-2 ・単純疱疹(性器ヘルペス) HPV-3=VZV(Varicella Zoster virus) HPV-4=EBV HPV-5=CMV 2022.09.07 感染
感染 単純ヘルペスウイルス感染症 単純ヘルペスウイルス ・「単純疱疹」、「Kaposi水痘様発疹症」の原因ウイルス ・HSV-1とHSV-2の2系あり HSVの種類 ①HSV-1(=HHV-1) ・口唇やその周囲では「口唇ヘルペス(Herpes labialis)」といい、... 2019.12.17 2022.09.07 感染皮膚科
総合診療・家庭医療 ワクチン接種手技(皮下注射、筋肉注射) 皮下注射 ・「大腿前外側」「上腕外側(三角筋中央部、上腕後外部下1/3)」が推奨されている ・上腕ならびに大腿の近い部位に接種する場合、接種部位の局所反応が重ならないように少なくとも2.5㎝以上あける。 参照: ・皮膚と皮下組織をつまみ上げ... 2020.12.29 2022.08.23 総合診療・家庭医療感染小児科予防