整形外科・外傷

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整形外科・外傷

Morton病(モートン病)

疾患 ・足底趾神経が足指間で圧迫されたり、絞めつけられたりして起こる絞扼障害、もしくは神経の炎症や腫れによって起こる神経障害 ・第3-4足趾間(第3趾と4趾の向かい合う側)のしびれ、疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現します。前足部足底の...
整形外科・外傷

足根洞症候群

疾患 ・足根洞(そっこんどう)は、距骨と踵骨によって構成され、足部外側に開いた漏斗状のくぼみです。洞の広い開口部は外果置します。 ・足根洞症候群は足根洞に痛みが生じる疾患で、足関節外側の疼痛が特徴的です。 足の疲れや痛み、しびれなどを引き起...
整形外科・外傷

外脛骨障害(有痛性外脛骨)

疾患 ・外脛骨は舟状骨の内側に位置する過剰骨で、発生頻度は約4~21%と言われています。その存在自体は病的ではなく、無症候性なものが大多数を占め疼痛はありません。 しかし、歩行・陸上競技・履物などの影響により、外脛骨と舟状骨の間で微細な動き...
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整形外科・外傷

足底腱膜炎

疾患 ・足底腱膜と踵の付着部への伸張性または圧迫性の機械的負荷により微小損傷を繰り返し起こし形成される有痛性の変性病変 ・足底腱膜は足底皮下に踵骨から足趾の底側まで拡がる丈夫な腱様の線維膜組織で、足の縦アーチを支える機能を持ち、つま先立ちや...
総合診療・家庭医療

偽痛風関節炎

疾患 ・ピロリン酸カルシウム(calcium pyrophosphate:CPP)による関節炎 ・高齢者に多い(↔痛風は30~50代の青壮年に多い) 誘因 ・外傷 ・手術 ・利尿薬 好発部位 ・膝関節(最多) ・手関節三角線維軟骨(2番目)...
感染

腸腰筋膿瘍

原因 ・椎体炎からの波及 ・尿路感染症からの波及 ・感染性心内膜炎からの血行性転移 治療 CTガイド下ドレナージ ・3cm以上の膿瘍で適応 抗菌薬 ・治療期間は膿瘍の消失または縮小の固定化まで。 ・通常4週間以上を要する。
総合診療・家庭医療

創傷処置

止血 1)直接圧迫 ・活動性出血の場合、出血点の直接圧迫を開始したら、10~15分間は動かさず圧迫を続ける (何度も止血を確認すると結局止血に時間を要してしまうことになる) ・「カルトスタット®」や「ソーブサン®」などのアルギン酸塩の止血剤...
感染

破傷風(予防、治療)

破傷風 ・C.tetani感染症(嫌気性菌)を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 ・病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。 ・集団感染によるアウトブレイクは起きない。 ・日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており...
整形外科・外傷

腰椎椎間板ヘルニア、椎間板痛(神経根症状、治療)

好発部位 腰椎前弯が最も強い下位腰椎に多い ・L4/5 ・L5/S 病型 後外側型(80%) →神経根症状(一側の下肢痛) 後正中型(10%) →後縦靭帯の痛み(いわゆる腰痛) 神経根症状 L1-3 ・FNST陽性 L4 ・大腿四頭筋(膝伸...
整形外科・外傷

腰痛症(red flag sign)

腰痛の疫学 ・腰痛の罹患率 有訴率:40~50% 既往歴:70~80% ・急性腰痛の70%は原因不明の非特異的腰痛(3週間以内に自然軽快) ・原因疾患の97%は整形疾患、2%が腹部内蔵疾患、1%が脊椎がんや炎症性関節炎、感染症 分類 1)原...
整形外科・外傷

神経根支配 (含・ Dr.仲田の記憶法)

上肢 運動神経支配 僧帽筋 副神経(Ⅺ)、C2~4 肩甲骨挙上、内転 延髄より中枢の麻痺か、頚髄より末梢の麻痺かを鑑別できる 横隔神経(C3~5) 空中に大きく指で「三」と描く 「上(胸腔)と下(腹腔)を分ける横隔膜の神経支配は三」と覚える...
整形外科・外傷

脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折 特徴 ・骨折椎体は胸腰椎移行部(Th11~L2)に多い ・一方、痛みの訴えは「L4~5付近」が多いので、疼痛部位に騙されないこと 骨折部位から握こぶし一個分下、握りこぶし一個分外側が多い 胸腰椎移行部の後根神経後枝は臀部を支配...
整形外科・外傷

上腕二頭筋長頭腱炎

Speed’s test ・肘伸展、手掌を正面に向けた状態で前方挙上させる ・向かい合った検者が挙上に抵抗すると、肩前方に痛みが生じる 肩関節エコー ・小さく前習いの状態で10~15°内旋にて、結節間溝が真正面になる ・水平にプローブを当て...
整形外科・外傷

腱板断裂

疾患 ・最も傷害されやすいのは棘上筋 誘発試験 drop arm sign ・検者は患者の手首を持ち、肩関節を90度まで外転した状態で検者はその手を離す。 ・脱力感を伴って上肢が降下すれば陽性。 painful arc sign ・肩を自動...
整形外科・外傷

インピンジメント(impingement)症候群

病態 ・肩関節挙上時に肩峰、または烏口肩峰靱帯とその下に位置する腱板が衝突し、疼痛を引き起こす病態 ・棘上筋腱炎、腱板不全断裂・完全断裂、石灰沈着性腱板炎、肩峰下滑液包炎などが原因 身体検査 ① Hawkinsテスト(肩峰下滑液包圧迫) ・...
整形外科・外傷

骨粗鬆症

参照 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」 「骨粗鬆症治療薬一覧」 骨粗鬆症治療薬一覧 疾患 ・骨強度の約70%は骨密度、残り約30%は骨質により説明される ・骨密度が若年成人平...
整形外科・外傷

肩関節脱臼:診断と治療

診察 ・受傷機転は?(典型的には外転・外旋強制) ・初回か再発か?(初回では骨折の合併を想定) ・PMS(pulse,motor,sensory)に問題がないか確認 ・腋窩神経損傷(前方脱臼の10%に合併) →肩外側の感覚鈍麻、三角筋麻痺→...
整形外科・外傷

大腿骨近位部骨折

X線のオーダー ① 両股関節正面、患側股関節軸位 ・患側は動かす必要がないため、近位部骨折の撮影では最適 ② 両股関節正面、患側股関節ラオエンシュタイン ・患側を「外転外旋位」にするため困難
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