総合診療・家庭医療

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不定愁訴診療(サイコアウト)

原則・不定愁訴などで精神疾患を疑った場合、精神科コンサルト前に器質的疾患の除外が必要」である・特に急性発症や非典型的な場合はしっかりと器質的疾患の除外が必要・薬剤性の除外最低限行っておきたい検査CRP・CRPが陽性で、これが慢性的に持続して...
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線維筋痛症(fibromyalgia:FM)

疾患・原因不明の全身の疼痛を主症状とする疾患。・身体の広範な部位の慢性疼痛とこわばりを主症状とし、解剖学的に明確な部位に圧痛を認める以外、他覚的ならびに一般臨床検査所見に異常がない。・脳のグリア細胞の活性化、脳帯状回の炎症等の関連が指摘され...
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持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural-perceptual dizziness:PPPD)

疾患・「慢性めまい」の一つ(慢性めまいの約14%)・めまいはその発症様式から前庭神経炎などの「急性めまい」、メニエール病や良性発作性頭位めまい症(BPPV)のような「発作性めまい」、症状が3か月以上持続する「慢性めまい」に分けられる。・「慢...
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「全身痛」の鑑別

慢性疼痛のred flag sign・発症年齢が20歳未満または55歳以上・時間や活動性に関係がない腰痛・胸部痛・がん、ステロイド治療、HIV感染の既往・栄養不良・体重減少・広範囲に及ぶ神経症状・構築性脊椎変形・発熱鑑別疾患・敗血症・ビタミ...
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性交渉歴の聴取(5P)

性交渉歴を聴取すべき状況※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約50%...
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漢方(基礎知識)

「随症治療」の基本・証は「陰陽」「虚実」「気血水」でみる陰陽・陽証とは疾患に対して動員できる体力が優勢であり、必要な熱産生も十分にできる体力がある状態・陰証とは、動員できる体力が劣り、熱産生が十分にできず、冷えを伴う状態虚実・虚証とは、疾患...
救急

ヒスタミン中毒(スコンブロイド中毒)

疾患・サバ科(scombridae:サバ、サワラ、カツオ、マグロなど)の赤身魚に多く含まれるヒスチジンが、不適切な保管や処理により増殖した微生物によりヒスタミンに変換され、このヒスタミンが多く蓄積した食品を食した際に発生する食中毒をいう症状...
救急

シガテラ中毒(ciguatera fish poisoning)

疾患・シガテラ中毒とは、熱帯・亜熱帯の珊瑚礁域に生息する毒化した魚類を食することによって起こる食中毒・日本国内では九州、沖縄地方が主な発生域・原因となる主な魚は、バラフエダイ、イッテンフエダイ、バラハタなど・原因毒のシガトキシンは熱に強く、...
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男の肌ケア

顔のケア洗顔・37~38℃のぬるま湯で。温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流れてしまう。・手の平でゴシゴシ洗いはたるみ、皺の原因。示指、中指、環指3本の指腹で優しく洗う・ボディー用洗剤で顔は洗わないこと。洗浄力が強く、必要な皮脂まで落として...
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パーキンソンの法則

イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱した法則。イギリスの行政組織を研究する中で導き出したという。第1、第2の二つの法則がある。第1法則:仕事の量は、完成のために...
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メラビアンの法則(人は見た目が9割)

人間が人の印象を決める要素は以下の割合・視覚情報:55%・聴覚情報:38%・言語情報:7%つまり、人の印象を決めるのは言語情報以外が約9割を占める(「人は見た目(+声の印象」が9割」)Silent Messages: Implicit Co...
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乳幼児健診、運動発達

乳幼児健康診査の頻度・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。成長評価(すべての年齢で実施)・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変化」があれば原因検索...
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ワクチン接種手技(皮下注射、筋肉注射)

皮下注射・「大腿前外側」「上腕外側(三角筋中央部、上腕後外部下1/3)」が推奨されている・上腕ならびに大腿の近い部位に接種する場合、接種部位の局所反応が重ならないように少なくとも2.5㎝以上あける。参照:・皮膚と皮下組織をつまみ上げ、45°...
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コリン作動性クリーゼ

原因薬剤コリン作動性:農薬、有機リン、サリン、ウブレチド(前立腺肥大)検査・コリンエステラーゼ低下症状・唾液分泌増加・気道分泌増加・縮瞳・徐脈・流涙・発汗・下痢・嘔吐・徐脈・傾眠、意識障害治療・アトロピン・中毒症状が軽快するまでに2~3日か...
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地域包括ケア(システム、病棟)

地域包括ケアシステム・保険者である自治体が重層的な支援体制を構築する・地域包括ケアセンターが核となり、概ね30分以内に必要なサービスが提供できる日常生活圏域(中学校区程度)が単位となる・本人の選択と本人・家族の心構えが基盤となる・支援体制に...
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眼球上転発作(oculogyric crisis)

疾患・眼球の固定方向への不随意の痙縮運動(上転が最も多いが、その他の眼位のこともある)・「下を見ようとしてもみることができない」という訴えで来院・原因として、ドパミン作動経路の障害と考えられている(ドパミン遮断薬、脳炎、てんかん、ヒステリー...
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認知症短期集中リハビリテーション

認知症短期集中リハビリテーション・認知症短期集中リハビリテーションは,軽度の認知症入所者の在宅復帰を目的として行うものであり,記憶の訓練,日常生活活動の訓練等を組み合わせたプログラムを週3日,実施することを標準とする。・当該加算は,精神科医...
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プレショックの徴候「あれ、ショックだぜ」ーシステム1(直観的思考)

■あ:あくび(眠くないのに、というのが大事)■れ:冷汗(特に前胸部)血圧低下→交感神経亢進→皮膚血流低下による皮膚温低下+発汗→冷や汗■しょ:消化器症状(嘔気嘔吐、下痢など)■く:草色の顔(赤、黄、緑の3原色から赤(血)を引くと緑になる)■...
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