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血液

プロテインC、プロテインS欠乏症

プロテインCとプロテインS プロテインC ・プロテインCは、生理的に不可欠な血液凝固制御物質である(“C”の名称は、精製過程のイオン交換クロマトグラフィーにおける“分画C”に由来する)。 ・プロテインCは活性化し、活性化プロテインCとして作...
内分泌・代謝

副甲状腺機能亢進症

高カルシウム血症の鑑別診断 ・原発性副甲状腺機能亢進症 ・悪性腫瘍(肺癌、頭頸部癌、腎細胞癌、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、成人T細胞白血病(南西地方)) ・サルコイドーシス、結核 (肉芽腫のマクロファージ系細胞からのビタミンD過剰産生による...
診察・検査

認知症の早期発見、初診時検査(治療可能な認知症)

認知症診療の原則 ・アルツハイマー型認知症は、他の認知症の原因となる疾患の鑑別をして、どの疾患でもない場合に診断されることを認識しておくこと(除外診断である) 認知症スクリーニング:Mini-Cog Mini-Cog ・「3語の即時再生」「...
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脳神経系

前頭側頭葉変性症

前頭側頭型変性症の3つの病型 ① 前頭側頭型認知症 特徴 ・比較的若年(50~60歳代) ・比較的早い認知症悪化経過 ・異常行動が目立つ 症状 ・感情の麻痺(人に共感できない) ・脱抑制(犯罪行為を簡単に繰り返す、易怒性) ・常同行動(同じ...
脳神経系

Lewy小体型認知症(レビー小体型認知症)(dementia with Lewy bodies; DLB)

疾患 ・αシヌクレインの神経細胞内への異常蓄積を主病変とし、レビー小体と呼ばれる封入体を形成、疾患の進行とともにレビー小体の分布も広がる ・中枢神経系以外に心臓や末梢交感神経節、消化管などの内臓自律神経系にも広がる ・Lewy小体型認知症は...
DM

糖尿病の診断基準

血糖値の診断基準 1)正常型 ・早朝空腹時血糖値が110㎎/dL未満を「正常型」という ・100~109㎎/dLも正常域ではあるが、糖尿病への移行の可能性もあり、「正常高値」とする (→B判定) ・99㎎/dL未満は「基準値内」 (→A判定...
腎臓

低Na血症(低ナトリウム血症)の鑑別、治療

低ナトリウム血症をみたら、まずは血漿浸透圧を測定すること! ・低ナトリウム血症は血漿浸透圧から、 「高張性(>295mOsm/L)」 「等張性(280~295mOsm/L)」 「低張性(<280mOsm/L)」 の3つに分類される ・低ナト...
皮膚科

多形紅斑(erythema multiforme:EM)、多形滲出性紅斑(erythema exsudative multiforme:EEM)

疾患 ・感染症(単純ヘルペス(最多)、マイコプラズマ、アデノウイルス、HIV、結核、真菌など)、薬剤(バルビツレート、NSAIDs、ペニシリン、フェノチアジン、スルフォナミドなど)、自己免疫性疾患、悪性腫瘍などの種々の抗原に対するアレルギー...
救急

呼吸困難に対する救急対応

まずは年齢、病歴、既往から鑑別(肺、心臓、気道、脳) 若年者:気道遺物、喘息重積、気胸、過換気、貧血 中高年:心不全、COPD、肺血栓塞栓症、心筋梗塞、がん 緊急!ショックを伴う場合 ・「サルも聴診器」で対応 「さ(酸素)」「る(ルート確保...
人間ドック・健診

メタボリックシンドローム(診断基準)

診断基準(日本肥満学会:肥満症診療ガイドライン2016) 『必須項目に加え、選択項目の3項目のうち2項目以上を満たすもの』をメタボリックシンドロームと診断する 必須項目:内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積 ・ウエスト周囲長(臍部の高さの腹囲) 男性...
DM

糖尿病に合併する眼科的病変

糖尿病網膜症 参照:糖尿病網膜症 血管新生緑内障(虹彩ルベオーシス) ・血管新生緑内障は,糖尿病網膜症,網膜中心静脈閉塞症,内頚動脈閉塞症などの眼内虚血に起因して発症する難治性緑内障である。 ・「糖尿病性網膜症の終末像」といわれる ・血管新...
消化器

ダンピング症候群(dumping syndrome)

疾患 ・ダンピング症候群(dumping syndrome)は、胃切除後、摂取した食物が急速に小腸に流入するために起こる症状。 ・食事中や直後(30分程度)にみられる「早期ダンピング症候群」と、食後2~3時間たってみられる「後期(晩期)ダン...
人間ドック・健診

肺がん検診

・肺がん検診が推奨されるのは「40歳以上の健常者」で、「毎年定期的に」検診を受診することが推奨される ・肺がん検診として推奨できる検査方法は「胸部X線」と「喀痰細胞診」を組み合わせた方法のみである ・喀痰細胞診は「50歳以上、喫煙指数(1日...
呼吸器

睡眠時無呼吸症候群

特徴 ■ 日本人成人男性の3~7%、女性の2~5%に存在 ■ 肥満のほかにも、顎の形状も関与する ■ 高血圧症や糖尿病と関連がある ■ 低酸素血症や交感神経活性の亢進などを介して2次的に種々の病態を惹起する ・高血圧(OSASの50%に合併...
手技

皮下輸液(皮下点滴)の方法

皮下輸液の点滴部位 ・胸部 ・腹部 針 ・24Gプラスチック製静脈留置針 皮下輸液の量と速度 ・原則1 mL/分以内の速度(~60mⅬ/時、500mLのボトルで8時間程度)とする ・1 mL/分の投与が可能であれば1日1,000 mL程度の...
呼吸器

間質性肺炎

原因の有無による大まかな分類 1)原因のないもの 特発性間質性肺炎 ・原因が特定できない間質性肺炎の総称 ・特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)など ・50歳以降の男性喫煙者に多い ・乾性咳嗽...
呼吸器

喀血・血痰

定義 ・いずれも気道由来の出血を指す ・英語ではhemoptysisで区別しない ・一般に「喀血」は血液を喀出するもの、「血痰」は喀痰に血液成分を混じるものをいう ・消化管由来の出血と判断が難しい場合がある。 原因疾患 ・「気管支拡張症」「...
総合診療・家庭医療

血管内リンパ腫(Intravascular lymphoma;IVL)、血管内悪性リンパ腫

疾患 ・節外性の非ホジキンリンパ腫の一種。 ・リンパ腫細胞が血管の管腔内で発育する疾患。通常はリンパ節腫脹や腫瘤形成を認めない ・大細胞型のB細胞リンパ腫細胞が起源。 ・毛細血管内腔にリンパ腫細胞が浸潤、増殖する。大血管を侵襲することは通常...
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