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緩和治療

ミダゾラム(ドルミカム®)による鎮静

静脈ラインがあるとき:持続静注で **これは静注用指示です** 【指示①】最小量から開始して増量するとき ■ 薬剤 ドルミカム 4A 8ml (40mg)+生食32ml :合計40ml (または5A10ml (50mg)+生食40ml /:...
総合診療・家庭医療

抗菌薬投与期間に関する最近の知見

抗菌薬治療は従来より短期間でよい可能性が示唆 ・院内肺炎:7~8日 ・複雑性尿路感染症/腎盂腎炎:5~7日 ・グラム陰性桿菌による菌血症:7日 ・皮膚軟部組織感染症:5~6日 参考文献: J Hosp Med. 2018 May 1;13(...
救急

胸痛の救急(5 killer chest pain)

5 killer chest pain ① 急性冠症候群(acute coronary syndrome:ACS) ② 大動脈解離(aortic dissection) ③ 肺血栓塞栓症(pulmonary embolism:PE) ④ 緊...
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総合診療・家庭医療

退院支援

参考文献:
内分泌・代謝

家族性高コレステロール血症(Familial Hypercholesterolemia:FH)

疾患 ・LDL受容体遺伝子変異による単一遺伝子疾患であり、常染色体優性遺伝の形式をとる。 ・「著明な高コレステロール血症」「腱・皮膚黄色腫」「早発性冠動脈疾患」を3主徴とする ・FHヘテロ接合体患者は500人に1人以上、ホモ接合体患者は10...
皮膚科

小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎(砂かぶれ様皮膚炎)

参考サイト 子どものホームケアの基礎:砂かぶれ様皮膚炎 砂かぶれ様皮膚炎の症状や原因は? 手や足の裏にできる赤い斑点の正体 疾患 ・手足、特に指趾(しし)間、掌蹠に多発する紅色小丘疹、小水疱で発症し、まもなく癒合してびまん性の浮腫性紅斑とな...
消化器

NSAID、NSAIDsについて(作用機序、合併症)

作用機序 ・NSAIDsは,アラキドン酸カスケードにおいてプロスタグランジンやトロンボキサンの合成酵素であるシクロオキシゲナーゼ(Cyclooxygenase:COX)を阻害する。 ・COXには1と2の二つのアイソフォームがあり、NSAID...
呼吸器

アスピリン喘息(NSAIDs過敏症、不耐症)

疾患 ・アスピリンおよびアスピリンと同様な作用がある解熱鎮痛剤(解熱剤、鎮痛剤、風邪薬、坐薬、湿布など)などによって誘発される喘息。 ・アレルギー反応ではなく、COX1阻害作用を有するNSAIDsに対する過敏症状を呈する非アレルギー性過敏体...
診察・検査

鉄欠乏性貧血(症状、診断、治療)

原因 ・消化管出血 ・月経 ・悪性腫瘍 ・肥満(体内への鉄吸収、体内の鉄遊離低下をきたすヘプシジンが増加するため) 特徴的な症状 ・restless legs 症候群の合併あり ・異食症(土、粘土、チョーク) ・氷食症 検査 血算 ・一般に...
救急

気道異物による急性上気道閉塞(窒息)に対する救急対応

異物誤嚥時の症状 ・「突然発症」が原則 ・choking sign 両手で自らの首を絞めるような仕草 ・吸気時の狭窄音 対応 ・十分な酸素投与 換気困難な場合はバッグバルブマスクを用いた高流量酸素投与 ・気道確保 患者の意識がなく、口腔内に...
消化器

直腸粘膜脱症候群(Mucosal Prolapse Syndrome:MPS)

疾患 ・直腸粘膜脱症候群は慢性的な「排便時のいきみ」がきっかけとなり、顕在ないしは潜在的粘膜脱出による直腸粘膜の形態変化を引き起こす疾患です。 ・内視鏡的に潰瘍型(53%)、平坦型(14%)、隆起型(33%)に分類され、病理学的には粘膜組織...
総合診療・家庭医療

MUS(medically unexplained symptoms):診察、鑑別疾患

定義 ・「医学的に説明困難な身体症状」で、「何らかの身体疾患が存在するかと思わせる症状が認められるが、適切な診察や検査を行っても、その原因となる疾患が見出せない病像」 ・訴えが多様で、医学的に説明が困難 ・MUSの中に「機能性身体症候群(F...
消化器

自己免疫性胃炎

疾患 ・自己免疫性胃炎は、抗胃壁細胞抗体や抗内因子抗体などの自己抗体が関与し、自己免疫機序により胃粘膜の萎縮を引き起こす疾患である。 ・典型例では、胃体部を中心とした萎縮性胃炎で、胃の出口付近の前庭部には萎縮を認めないか軽度である。 ・He...
総合診療・家庭医療

機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)

ガイドライン 機能性消化管疾患診療ガイドライン2021-機能性ディスペプシア(FD)(改訂第2版) 編集:日本消化器病学会 定義(ガイドライン2021) 機能性ディスペプシアとは「症状の原因となる器質的、全身性、代謝性疾患がないのにもかかわ...
手技

ステロイドの基本(使用法、ステロイドカバー)

ステロイドの種類(糖質コルチコイド作用の力価) ・ヒドロコルチゾン(ソル・コーテフ)は生理的に分泌される内因性ステロイドで、最もミネラルコルチコイド作用が強い(ストレスがない状態での成人のヒドロコルチゾン分泌量は10㎎/日) →副腎不全にお...
皮膚科

皮膚掻痒症、掻き壊し

外用 ステロイド+ヒルドイドソフト軟膏の等量混合が基本 ・マイザー(ベリーストロング) ・アンテベート(ベリーストロング) ・アルメタ(マイルド) 内服 エバスチン(エバステル®):当院採用 第1選択 ・第2世代 ・眠気中等度、効果中等度 ...
感染

クロストリジオイデス・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infection;CDI)

疑うべき症状、所見 ・抗菌薬使用の経過で起こる下痢、腹痛、発熱が典型的である。このような場合は本症を考える。 ・典型的症状(1日3回以上の水様便、腹痛、右下腹部の圧痛(回盲部および上行結腸が侵されやすい)、発熱、原因不明の白血球増多など)が...
消化器

大腸憩室、憩室炎

疫学 ・大腸憩室の保有率は日本人全体で約24%とされ、年齢とともに上昇する。 ・欧米人に比較して少ないとされる一方で、年々増加傾向ともいわれている ・食物繊維摂取の低下が関与すると考えられている ・本邦では、右側結腸(上行結腸〜肝彎曲)にで...
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