救急 尿管結石 検査 尿潜血検査 感度84%(偽陰性16%)、特異度48%(偽陽性が52%) ・偽陰性が16%で、尿潜血陰性でも除外はできない ・偽陽性が50%で、尿潜血陽性でも確定診断できない エコー ・「実際に石を見つけること」「腹部大動脈瘤を除外する... 2022.03.02 2023.11.21 救急泌尿器科
診察・検査 腹水(原因、検査、治療) 腹水の原因 下記を念頭に置いて問診と検査を行う ① 肝硬変(81%) ② がん(10%) ③ 心不全(3%) ④ 結核(2%) ⑤ 透析(1%) ⑥ 膵疾患(1%) ⑦ その他(2%) 検査項目 ルーチン検査項目: ・白血球(分画) ・生化... 2019.04.12 2023.11.21 診察・検査消化器
循環器 大動脈弁狭窄症 診察所見 ・遅脈(脈の立ち上がりが遅い)、小脈(拍動が小さい) ・心不全、失神、狭心症の原因 ・大動脈弁の狭窄で発生する収縮期駆出性雑音を聴取 ・第2肋間胸骨右縁(2RSB;大動脈弁領域)に最強点 →右鎖骨頭の上でよく聴取 ・右頚部から心尖... 2023.07.07 2023.11.21 循環器
総合診療・家庭医療 臨床倫理(4分割法、) 臨床倫理とは 「日常診療の場において、医療を受ける患者、患者の関係者、医療者間の立場や考えの違いから生じる様々な問題に気付き、分析して、それぞれの価値観を尊重しながら、関係する者が納得できる最善の解決策を模索していくこと」(白浜雅司先生) ... 2019.02.20 2023.11.21 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 Cynefin Framework(クネビン・フレームワーク) 概要 ・「患者さんがどれくらい複雑な状況に置かれているか」との視点から症例を分類する評価法。状況・問題を大きく4つのドメインに分類する 分類 1. Simple(シンプル):単純 ・問題の因果関係・構造が明確 ・問題と答えが明確 2. Co... 2023.11.13 2023.11.20 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 ケアの継続性(continuity of care) 定義 ・「ケアの継続性」とは、患者やその家族との間にケアチームやチーム内のメンバーと継続的な関係を築き、療養場所が外来、入院、自宅、施設などを移動する際にもスムーズに調整される臨床ケアをいう。 継続的なケアを実践するために意識すべき要素 ①... 2023.11.20 総合診療・家庭医療
緩和治療 トータルペイン(全人的苦痛) トータルペイン(全人的苦痛) ①「身体的苦痛」 ・がんそのものやがんの治療によって生じる副作用などの苦痛 ・痛み、吐き気、便秘、全身倦怠感、呼吸困難など ②「精神的苦痛」 ・気持ちが落ち込んでしまったり不安を感じてしまったりといった苦痛 ・... 2023.11.10 2023.11.20 緩和治療
総合診療・家庭医療 アルコール関連問題(単位、適正量、依存の診断) 単位 ・1ドリンク=アルコール10g ・1単位=2ドリンク=アルコール20g 純アルコール量の計算 純アルコール量(g)=「摂取量(mL)」×「度数(%)」/100 × 0.8 ・ビール:5% ・焼酎:25% 節度ある適度な飲酒(健康日本2... 2019.05.13 2023.11.20 総合診療・家庭医療消化器精神科
内分泌・代謝 更年期障害 更年期障害とは (参照:) ・基本的に「除外診断」である 病態 ・閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。 ・「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいう。 ・45歳以降で、1年... 2021.03.27 2023.11.20 内分泌・代謝産婦人科
小児科 小児の気管支喘息 長期管理の重症度: 長期管理に関しては、治療前の臨床症状に基づく小児気管支喘息の重症度分類によりまず重症度を判定する。 小児気管支喘息の重症度分類 ・間欠型:軽い症状が年に数回生じる程度で、呼吸が苦しくなっても薬で治り、短期間で症状が改善し... 2023.11.09 2023.11.20 小児科
救急 小児発熱診察(注意すべき3疾患) 発熱以外の症状がみられない場合は? 発熱以外の随伴症状が乏しい小児疾患 突発性発疹 副鼻腔炎 髄膜炎 心筋炎 骨髄炎 関節炎 川崎病 生後3か月未満児は注意! ・発熱以外にあまり症状がみられないことがある。 ・生後3か月未満児の発熱では重症... 2019.03.26 2023.11.20 救急小児科
小児科 夜尿症 定義 ・「5歳以上の小児の入眠中の間欠的な尿失禁を夜尿症(nocturnal enuresis)とし、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くものを指す。この夜尿症の定義では、昼間尿失禁や他の下部尿路症状(lower urinary trac... 2023.11.20 小児科
小児科 突発性発疹 疾患 ・突然の高熱と解熱前後の発疹(ほっしん)が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症の一つ。 ・乳幼児期、特に6~18か月の間に罹患することが多い。5歳以上はまれである。 ・乳幼児がヒトヘルペスウイルス6、7型の感染による突... 2023.11.09 2023.11.20 小児科
眼科 結膜炎(細菌性、ウイルス性、アレルギー性) 鑑別点 感染性 ・痒みや乳頭増殖を伴うことは少ない ・粘液性、膿性ないし水様性眼脂を呈することが多い。 ・耳前リンパ節腫脹は、ウイルス性かクラミジア性でみられる。正常でもリンパ節を触れることがあるので、正常にはない「圧痛」に注意する。 非感... 2023.11.20 眼科
皮膚科 尋常性痤瘡 ガイドライン 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023 疾患情報(疫学・病態) ・尋常性痤瘡とは、顔面、胸背部の毛包・脂腺系を場とする脂質代謝異常(内分泌的因子)、角化異常、細菌の増殖が複雑に関与する炎症性疾患である。 ・尋常性痤瘡は「青... 2023.11.08 2023.11.20 皮膚科
耳鼻科 急性中耳炎 ガイドライン 小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版 急性中耳炎の重症度分類(2018年版) 急性中耳炎の重症度分類 年齢 ≧24か月齢 +0 <24か月齢 +3 耳痛 なし +0 あり +1 持続性の高度疼痛 +2 発熱 <37.5... 2023.11.17 2023.11.20 耳鼻科小児科
アレルギー IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病) 疾患 ・触れることのできる皮膚の紫斑(palpable purpura)がみられ、関節痛や腹痛・下血などの消化管症状、腎障害を合併することがある全身性の小型血管炎。 ・病因は未だ明らかではないが、IgAを含む免疫複合体の関与する全身疾患であ... 2022.08.17 2023.11.17 アレルギー
腎臓 IgA腎症 ガイドライン IgA腎症診療ガイドライン 2020 疾患 ・慢性糸球体腎炎のうち、糸球体メサンギウム細胞と基質の増殖性変化と、メサンギウム領域へのIgAを主体とする沈着物とを認めるものをいう。 ・同義語として「IgA腎炎」などがある。 ・慢... 2023.11.02 2023.11.17 腎臓