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ノロウイルス感染症

【疫学】

・ノロウイルス感染症には、生カキを食べて感染する「食中毒タイプ」と、感染した人の嘔吐物や糞便などを介して感染する「二次感染」の二つのタイプがある。

・ノロウイルス感染症は子供では例年11月頃より見られ、3月くらいまで続く。

【症状】

・潜伏期は半日~2日(平均36時間)

・嘔吐が最初に見られ、その後発熱、腹痛、下痢が出現する。(嘔吐→腹痛→下痢の順)

・通常1~3日で治る(ほとんどは1~2日で回復)

・小児ではそれ程重症化することは少ないが、嘔吐が激しい場合は点滴が必要になる。

・家庭内感染も多い

【予防策】

・吐物の処理に当たっては、ゴム手袋を着用し、ペーパータオルなどで包み込んでビニール袋に密閉して処理する。

・吐物を拭いた雑巾はハイターなどに浸けて消毒する。

・調理前、食事前、用便後は必ず石鹸で手洗いを励行する

・飛沫感染もあり、うがいも励行する

【出席可否判定】

・下痢、嘔吐が軽減し、全身状態がよければ登校・登園は可。

 

 

 

リンク:小児の嘔吐(診察手順と経口補水液指導)

小児の嘔吐(診察手順と経口補水液指導)
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