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職業性疾病

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職業性疾病

・職業性疾病とは、労働者が業務に起因して罹患した疾病のことである。

・業務とその他の要因が複合して発症した場合には、業務上の要因の方がその他の要因よりも相対的に有力でなければ、業務上の疾病とはならないというのが行政の考え方である。

 

金属熱(金属ヒューム熱)

・金属熱とは、無機スズ、亜鉛化合物、銅などのヒュームを吸引することによる職業性疾病である。

・機序はアレルギー反応の一種とみられています

・症状は口の渇きや金属味といった初期症状があり、発熱・悪寒が起こり、異常な発汗や吐き気・筋肉痛・脱力感などの症状が現れる。

・この症状は、熱中症の初期症状と類似しています。

・比較的予後は良いとされるが、金属熱に続発する疾病として職業性喘息がある。

 

 

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作業関連疾患(Work-related disorder)

・作業関連疾患(Work-related disorder)は1976年にWHOの総会で提唱された用語であり、「一般住民にもひろく存在する疾患ではあるが、作業条件や作業環境の状態によって、発症率が高まったり、悪化したりする疾患」と定義されている。

・作業要因と個人的要因が関与して発現する健康障害のことといってよい。

・ほとんどの生活習慣病は作業関連疾患になると考えてよい。なぜなら、生活習慣病のほとんどがストレスに関係しており、ストレスは作業環境等も原因となるからである。

・うつ病、アルコール依存、胃潰瘍などのストレスと明確に関連のある疾患はいうに及ばず、心疾患・脳血管疾患、高血圧症などの循環器系疾患のほとんどが含まれる。

・また、近年では、癌、腰痛、肩こりなども作業関連疾患に含まれると考えられている。

作業関連疾患に該当するもの

○ 問題行動(喫煙、過剰な飲酒、過食など)、心因性疾患(不定愁訴、神経症、うつ状態)
○ 高血圧
○ 虚血性心疾患
○ 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫、気管支端息)
○ 運動器系障害(腰痛、頭肩症候群)

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