疾患
・スポーツや外傷、出産を契機として髄液の漏出が生じ、低随液圧となる疾患
・慢性頭痛の原因として近年発見が増加している
症状
・臥位で改善し、起立時に増悪する慢性頭痛
・頭痛は立位により数分~数時間かけて増悪するが、一部で劇症型の頭痛を訴える例も報告されている
・頭痛以外には悪心、嘔吐、疲労感、羞明、後頚部痛、項部硬直、髄膜刺激症状
検査
頭部MRI
・硬膜肥厚
びまん性の肥厚を認める
頭蓋内が低圧になるため、硬膜血流が増加することで生じる
造影で増強される
・脳の下方陥凹
矢状断にてトルコ鞍上の脳槽の欠如、視交叉が下垂体窩へ傾く、斜台に対して橋が平坦となる、小脳扁桃が下方へ陥入する
・硬膜下水腫
治療
・2週間の安静
・1日1~2Lの水分摂取
・硬膜外自家血注入術
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