コホート研究
・「コホート(cohort)」とは「仲間のグループ」、 特に統計で「同一の性質を持つ集団」を意味する。
・調査時点で、仮説として考えられる要因を持つ集団(曝露群)と持たない集団(非曝露群)を追跡し、両群の疾病の罹患率または死亡率を比較する方法である(前向き研究)。
・また、どのような要因を持つ者が、どのような疾病に罹患しやすいかを究明し、かつ因果関係の推定を行うことを目的としている。
症例対照研究
・疾病の原因を過去にさかのぼって探そうとする研究(後ろ向き研究)。
・目的とする疾病(健康障害)の患者集団とその疾病に罹患したことのない人の集団を選び、仮説が設定された要因に曝露されたものの割合を両群比較する。
・疾病の頻度が低く、症例が母集団の全患者を代表し、対照が母集団を代表する場合はオッズ比(相対危険の近似値)から因果関係の推定が可能。
・症例対照研究の結果は四分表(2×2表)でまとめられる。
横断研究
疾病と要因の保有状況を同時に調べる方法
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