衛生講話とは:
・衛生講話とは、事業場における労働者の健康管理や衛生管理に関する知識や意識を高めることを目的として、産業医や衛生管理者などが実施する研修です。法律で義務付けられているものではありませんが、労働安全衛生法で設置が義務付けられている衛生委員会において、定期的に実施されることが一般的です。
衛生講話の実施における留意点
・労働者の健康に直結する具体的な課題や、その時期特有の健康問題、直近の法改正など、関心を引きやすいテーマについて、専門的な知見を出席者と共有し、議論を深めるための一助として行う
・専門用語を避け、分かり易い言葉で説明する(聴いているのは医学的知識がない方がほとんど)。
・「なぜ職場でこのテーマが重要なのか?」、「安全衛生・衛生管理のために職場で何をすべきなのか?」を念頭にテーマを選ぶ
・疾患のメカニズムや治療法の説明は必要になることは少ない
・疾患が業務遂行や生産性に与える影響、疾病を予防するための環境改善や生活習慣、労働者のヘルスリテラシー向上の点で講話する。
衛生講話テーマの例
参考サイト:
【2025年版】毎月の衛生委員会で悩まない!衛生講話の年間テーマ(さんぽLAB)
年間スケジュール例
4月:メンタルヘルス(セルフケア)
5月:うつ病と適応障害
6月:がん検診
7月:メンタルヘルス(ラインケア)
8月:健康診断結果の見かた
9月:この冬のワクチン接種
10月:生活習慣とストレス
11月:加湿、換気
12月:女性の健康(更年期、PMS)
1月:睡眠
2月:救急処置
3月:頭痛
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