カテーテルの選択
・サイズは16~18Fr(18Fr以上だと、尿道粘膜損傷の可能性もあり)
※ちなみに1Fr=1/3㎜
挿入法
・ゼリーを10ml程度、外尿道口より注入後に挿入を試みる。
・陰茎を牽引する角度は体に対して直角(90度)。抵抗を感じたらやや足側(60度)へ倒してさらに挿入する。
・挿入困難であったカテーテルより、やや太いカテーテルを用いて挿入を試みる
(径が細いとコシが弱く、かえって挿入困難になることがあるため)
・あるいは、チーマンカテーテルを用いてみる
↓
基本的には、以上を試みても無理な場合や、出血を認める場合は無理をせず、
専門医にコンサルトする。
※ スタイレットを使用した尿道カテーテル挿入は難しく、熟練した専門医に任せる
直腸診併用による尿道カテーテル挿入法
参照:救急医学41(3):350‐354
・適応「カテーテル先端が尿道球部付近でつかえ、その原因が尿道の走行異常と考えられる男性」
参照(このサイトより引用):https://www.hyo-med.ac.jp/department/uro/general/obstacle/index.html
・術者は挿入者とエコー担当者の2名
・挿入者がカテーテルがつかえる部位まで挿入
・直腸診を行い、カテーテルがつかえた部位を腹側に圧迫し、急角度になっている尿道の走行を緩やかにする
(直腸診の要領で指で前立腺を押し上げ、尿道がなるべく直線状になるようにする)
・その状態でカテーテルを先に進める
参照(このサイトより引用):https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/magazine/1601-t1/201604/546282.html
※ 経腹超音波ガイド下で、観察者がエコーで球部尿道付近にあるカテーテル先端部を同定、観察しつつ術者が挿入してもよい。
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