慢性疼痛の定義
3か月以上持続する、または治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み
NSAIDs
・セレコキシブ(100mg)1回1錠 1日2回
・ロコアテープ1日1~2枚 疼痛部の関節に貼付(1日最大2枚まで)
アセトアミノフェン
4000mg/日を超えないこと
Rp)
・カロナール(300mg) 1回2錠 1日3回
・カロナール(500mg) 1回2錠 頭痛時頓用 6時以上あけて1日3回まで
ガバペンチノイド
・ガバペンチノイドは、脊髄後角で一次知覚神経末端のCa2+チャンネルα2δサブユニットに結合して、細胞内へのCa2+の流入を低下させ、興奮性の神経伝達物質の放出を抑制することで、神経障害性疼痛全般に対して優れた鎮痛作用を発揮する。
・Ccrが60以下で通常の1/2、30以下で1/4量とする
プレガバリン(リリカ®)
(開始)25㎎ 1×眠前
↓
100㎎ 1×眠前
↓
150㎎ 2×(朝50、眠前100)
↓
300㎎ 2×(朝100、眠前200)
ロガバリン(タリージェ®)
(開始)2.5㎎ 1回1錠 1日2回(朝食後、眠前)
(維持)15㎎ 1回1錠 1日2回(朝食後、眠前)
デュロキセチン(サインバルタ®):SNRI
・SNRIで、下行性疼痛抑制系を活性化させることで鎮痛効果を発揮する。
・神経障害性疼痛にも侵害受容性疼痛にも有効
Rp)
20㎎ 1×朝から開始(眠気が強い時は夕や眠前に変更)
2週間隔で1回2錠1日1回朝(夕)→1回3錠1日1回まで増量可
↓
40㎎ 1×夕まで増量可
テトラミド(4環系抗うつ薬)
不安、抑うつがある時
30㎎ 1×眠前
トラマドール
・オピオイド鎮痛薬の一つ
・運動器慢性疼痛や神経障害性疼痛に有効
・アセトアミノフェンやNSAIDsで十分な鎮痛が得られない場合に使用
Rp)
トラマドール(トラマール®)
25mg 1回1錠 1日4回(各食後、眠前)
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