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運動療法、非薬物療法のすすめ

総合診療2020年10月号 特集 ポリファーマシーを回避する! エビデンスに基づく非薬物療法のススメ
 

 

 

 

 

なぜ非薬物療法が重要かつ有効か?
(参考:洛和会音羽病院 酒見英太先生論文)

・地球上の生命は約138億年前のビッグバンでばら撒かれた粒子が気の遠くなるような時間をかけて寄り集まってできた軌跡の産物である。

・我々の哺乳類としての体の基本構造は約2億年前にでき、ホモ・サピエンスとしての体や脳の基本構造は約20~30万年前にほぼ完成した。

・約1万年前に農耕や牧畜が始まり定住が可能となったが、古代文明発祥以降も、大多数の被支配者階級は生産活動にもくもくと体を使っていた。


ところが、

・約200年前に英国で産業革命が始まって以来、化石燃料を始めとするエネルギー消費は増加の一途をたどる一方で、次第に我々人類は、何十万年もかけて飢餓に堪えつつ食糧確保活動をするために進化させてきた身体(視力、聴力、運動器、神経、内分泌など)を造られたように使用しなくなった

・特に顕著なのは第2次世界大戦後の復興期以降で、日本においては戦前と比べ、1日の摂取カロリーは約2000kcal強で変わっていないのに対し、自動車の普及、その後のIT技術の普及が日々の歩行不足に拍車を掛け、生活習慣病の増加に影響している。

 

運動の効果:
・運動不足が筋緊張性頭痛、肩こり、不眠、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症の原因や増悪因子になることが知られている。

・予防的な観点から、定期的な運動習慣が死亡率低下、糖尿病低下、心血管疾患低下、いくつかの癌発症低下、転倒・骨折の低下、うつの低下、認知機能保持という好ましい影響を及ぼすことが証明されている。

 

結論:
運動は慢性疾患に対する非薬物療法のなかでは最も重視されるべきものであると言える

 

Walking is man’s best medicine.
         医聖・ヒポクラテスの言葉

 

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