Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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腎臓

Na分画排泄率(FENa:Fractional Excretion of Na)

FENaの意義・糸球体からボウマン嚢に濾過されたナトリウムのうち、再吸収されずに排泄尿中に排泄されたナトリウムの割合(%)・腎前性、腎性腎障害の鑑別に有用。・一般に正常では、生体にとって必要なナトリウムや水は99%再吸収されるため、尿中には...
感染

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :重症熱性血小板減少症候群)

参考サイト疾患・ブニヤウイルス科フレボウイルス属の「重症熱性血小板減少症候群ウイルス(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome virus:SFTSウイルス(SFTSV)」による感染症。・SFT...
総合診療・家庭医療

がん関連発熱

がん関連発熱について・がん患者における発熱、およびその熱源は下記に挙げるように多様である。・腫瘍熱や不可逆な病態故に対症療法のみで対応すべき状況なのか、感染など治療すべき状態なのかは慎重な鑑別が必要である。・感染をはじめとした発熱は意識障害...
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循環器

感染性心内膜炎

疑う病歴・数か月前に遡っての歯科治療歴・弁膜疾患・先天性心疾患・人工弁・感染性心内膜炎の既往・中心静脈ライン・血液透析症状・発熱(不明熱の鑑別疾患)・新規発症、あるいは増悪する心雑音・心不全症状(弁破壊、腱索断裂による)・体重減少・塞栓症(...
消化器

肝性脳症

疾患・肝機能低下に伴う中枢神経機能の障害・気分障害(多幸感や抑うつ)、見当識障害、不適切な行動、傾眠、混乱、昏睡など・筋症状ではアステリキシス(asterixis:固定姿勢保持困難、陰性ミオクローヌス)羽ばたき振戦など・原則は除外診断潜在性...
救急

腎梗塞

症状・突発的な持続する側腹部痛、腹部全体痛・痛みが一定(↔尿管結石では疝痛)・しばしば嘔気嘔吐を伴う・時に発熱を認める・尿管結石と誤診されることがある原因・心房細動(20%)腎梗塞患者の50%以上が心房細動を併存している・高位腹部大動脈粥腫...
総合診療・家庭医療

保護中: Dr.Gawaso的『「やりたいこと」の見つけ方』

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内分泌・代謝

DM検査(初診時の検査や薬物開始適応)

初診時に確認すべきこと・血糖値・体重とその推移(特に急激な体重減少の有無)・尿ケトン体の有無(高血糖があり、尿ケトン体が陽性の場合は早急にインスリン治療が必要)・早期眼科受診(網膜症チェック)初診時検査項目・空腹時血糖・空腹時インスリンまた...
診察・検査

感覚診察

脊髄内神経経路表在感覚検査デルマトーム触覚・捻じったティッシュペーパーで皮膚表面を軽く触れる温度覚※痛覚と同じ経路を通り、また痛覚の方が鋭敏であること、温水と冷水を用意することに手間がかかるため、痛覚の検査のみ行うことが多い。・温水(約40...
膠原病

筋膜炎脂肪織炎症候群(fasciitis-panniculitis syndrome:FPS)

疾患・1996年にNaschitzらが提唱した病理組織学的疾患概念で,皮下脂肪組織の葉間結合織、筋膜、筋周囲の炎症性細胞浸潤と膠原線維の増生を特徴とする。・Shulmanが「好酸球性筋膜炎(eosinophilic fasciitis)」を...
血液

悪性リンパ腫

症状3徴『発熱』『盗汗(とうかん:寝汗)』『体重減少』を3徴とするリンパ節腫大・悪性リンパ腫の最も一般的な症状はリンパ節の腫大。・ホジキンリンパ腫では、頸部のリンパ節が腫れやすく、非ホジキンリンパ腫では、腋の下や足の付根のリンパ節が腫れやす...
総合診療・家庭医療

糖尿病に合併した脂質異常症の治療

一次予防・糖尿病がある場合のLDL-Cの管理目標値について、末梢動脈疾患、細小血管症(網膜症、腎症、神経障害)合併時、または喫煙ありの場合は100mg/dL未満・これらを伴わない場合は120mg/dL未満・TGとHDL-Cについては、一次予...
DM

「糖尿病に合併した高血圧症」の薬剤選択

糖尿病に合併した高血圧症の降圧目標(参照:「高血圧治療ガイドライン2019」)『(診察室血圧):130/80㎜Hg未満』・第一選択薬:ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬、少量サイアザイド系利尿薬・「微量アルブミン尿」や「尿蛋白」を有する糖尿病...
総合診療・家庭医療

ガス腹、巨大結腸症

原因・腸管壁にある神経が機能しないために、腸閉塞のような状態になるもの。・平滑筋障害、代謝異常、精神的ストレス、中毒性の大腸炎、下剤の乱用などが要因でおこるとされる。・嘔吐を繰り返し、腹部の膨満感や慢性の便秘などの症状をともなう。・先天性の...
診察・検査

小脳症状、失調症状の身体所見

小脳の機能・小脳はあらゆる運動に関して個々の筋同士の協調性を調節している。小脳症状の種類四肢の失調 (ataxia)・微細な運動の障害。特に一側性、上肢末端部に強く現れる。 >>FN test, KH test体幹失調(歩行障害)・特に小脳...
脳神経系

しびれの診察

発症様式、しびれの種類、分布、臨床状況の確認1)真の感覚障害か、運動障害か・運動障害を「しびれ」と表現していないか確認する・pure motor  neuropathy→筋萎縮性側索硬化症、多巣性運動ニューロパチー(脱髄所見)2)突然発症か...
リハビリテーション

下肢の神経神経

腰仙骨神経叢・L1-S3からなる神経叢坐骨神経(L3-S3)・腰仙骨神経叢(L1-S3)を構成する末梢神経のうちL4〜S3から構成される・坐骨神経は大坐骨孔および梨状筋と上双子筋の間を下降する。また梨状筋を貫く場合や、梨状筋をはさむように走...
脳神経系

手口感覚症候群(Cheiro-oral syndrome)

・視床のVPL核(後外側腹側核)は外側から体幹→下肢→上肢の感覚線維が走る・VPM核(後内側腹側核)は外側から顔面→口→舌の感覚線維が走る・VPLとVPMの境界付近で障害されると、対側の手と口周囲に感覚障害をきたす・責任血管:後大脳動脈の分...
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