Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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診察・検査

起立性失神、前失神の鑑別起立試験(Schellong test、簡易tilt試験)

Schellong test ・仰臥位で5分間安静 ・「仰臥位時」「起立直後」「1分後」「3分後」に血圧測定 ・基本は立位だが、不可能な場合は座位(端座位で下肢を下した状態)でも可。 ↓ 【判定】 ・収縮期血圧が20㎜Hg以上の低下 ・収縮...
総合診療・家庭医療

乳幼児健診、運動発達

乳幼児健康診査の頻度 ・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。 成長評価(すべての年齢で実施) ・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変化」があれば原...
救急

子宮外妊娠

妊娠可能性の問診 「最終の正常月経開始日」とそれ以降の「性交渉歴」「避妊方法」を確認する Triad: 腹痛、無月経、不正性器出血 ・(卵管破裂を伴う場合)突然の、嘔気・嘔吐、発汗を伴う激しい痛みで発症することが多い。 ・腹痛がないこともあ...
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皮膚科

メラノーマ(悪性黒色腫)

疾患 ・メラノサイト(色素細胞)より生じる悪性腫瘍 ・皮膚癌の中では「基底細胞癌」「有棘細胞癌」についで3番目に多い ・本邦では、手足に生じる末端黒子型が多い(全体の40%)  BRAF遺伝子変異 ・悪性黒色腫患者の中には、遺伝子変異の発現...
脳神経系

パーキンソン病(症状、治療)

疾患 ・中脳黒質緻密質のドパミン神経細胞内にレビー小体が形成され、神経細胞が脱落変性する ・神経細胞に過剰に発現した「αシヌクレイン」が凝集・蓄積し、神経変性や細胞死を引き起こすことで発症する ・ドパミン放出が障害されるが、後シナプスのドパ...
診察・検査

脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法)

触診 ・最も特異度が高い ・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する ・右側臥位にすると分かりやすくなる Traubeの三角 Tr...
皮膚科

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome;SSSS)

疾患 ・黄色ブドウ球菌が産生する外毒素の一つである表皮剥離毒素(exfoliative toxin:ET)によって、表皮が侵され、火傷のように剥けてしまう疾患。 ・ETは表皮細胞間接着因子である「デスモグレイン1」を特異的に切断するため、表...
皮膚科

色素失調症

概念・定義 ・色素失調症は、皮膚、髪、歯、爪、目、中枢神経に症状が現れる疾患である。 ・脱毛、歯牙欠損、歯牙形態異常、爪の栄養障害を呈する。 ・網膜の血管新生が一部の罹患者に見られ、 網膜剥離を起こしやすい。 ・神経における所見では精神発達...
エコー

経胸壁心エコー評価

1.LVEF(左室駆出率) ・Teicholtz法(ティーショルズ法):簡易法 ・modified Simpson法:より正確 ・HFpEF(≧50%)、HFrEF(<40%)、HFmrEF(40%以上、50%未満)に分類 2.壁運動 範囲...
感染

human herpes virus(HHV)の種類と疾患

HHV-1=HSV-1 ・単純疱疹(口唇ヘルペス) ・Kaposi水痘様発疹症 HHV-2=HSV-2 ・単純疱疹(性器ヘルペス) HPV-3=VZV(Varicella Zoster virus) HPV-4=EBV HPV-5=CMV
感染

単純ヘルペスウイルス感染症

単純ヘルペスウイルス ・「単純疱疹」、「Kaposi水痘様発疹症」の原因ウイルス ・HSV-1とHSV-2の2系あり HSVの種類 ①HSV-1(=HHV-1) ・口唇やその周囲では「口唇ヘルペス(Herpes labialis)」といい、...
皮膚科

接触皮膚炎

疾患 ・外来性の刺激物質や抗原が皮膚に接触することによって発症する湿疹性の炎症反応 治療 1)原因物質からの回避 ・治療の大前提 2)内服 エピナスチン 20㎎ 1日1回夕食後 3)外用 ロコイド軟膏 1日2回 サンテゾーン眼軟膏 1日2回
皮膚科

皮膚悪性腫瘍

基底細胞癌 ・皮膚癌中、最多 ・全体の7割以上が頭頚部に発生する ・発症のピークは70歳代、男女差はない ・ダーモスコピーで樹枝状血管、葉状領域、車軸状領域、青灰色小球などが観察される ・多くは黒色斑を伴う ・転移は非常に稀 有棘細胞癌 ・...
皮膚科

ケロイド(肥厚性瘢痕との鑑別)

ケロイド ・創傷治癒機転の制御異常により膠原繊維が過剰に産生され、紅色の結節、腫瘤を形成するもの ・外傷、皮膚疾患痕(痤瘡など)や手術に続発するが、明らかな発症機転が不明なこともある 肥厚性瘢痕との鑑別 ・肥厚性瘢痕も外傷や手術痕が隆起した...
皮膚科

壊疽性膿皮症

疾患 ・「急性熱性好中球性皮膚症(acute febrile neutrophilic dermatosis)」のひとつ (他にベーチェット病、Sweet病、結節性紅斑、角層下嚢胞症など) ・基礎疾患として、炎症性腸疾患、白血病、骨髄異形成...
エコー

胆嚢、胆管(急性胆嚢炎、胆管炎)のエコー所見

観察法 ・「右肋骨弓下走査(2方向)」と「右肋間走査」で観察 ・深吸気保持、左側臥位でも観察を ①右肋骨弓下走査 ・まず右肋骨弓に直行するようにプローブを置き、スライドにて胆嚢長軸を描出。 (マーカーは尾側) ・深吸気保持 ・総胆管は左側臥...
皮膚科

尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡

「尋常性天疱瘡」と「水疱性類天疱瘡」の違い ・いずれも自己免疫性水疱症であるが、天疱瘡は表皮細胞膜に存在するタンパクに対する自己抗体が原因で、類天疱瘡は表皮基底膜部領域に存在する蛋白に対する自己抗体が原因。 ・いずれも全身皮膚を侵し、生命予...
膠原病

Sweet病

疾患 ・1964年にSweetによって初めて独立疾患として報告されたもので,いまだ原因不明の急性炎症性疾患である。 ・病因は不明だが、「特発性」の症例、骨髄異形成症候群を代表とする「造血器悪性腫瘍に合併する症例」、「薬剤誘発性の症例」に分け...
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