総合診療・家庭医療 相対リスク、絶対リスク 相対リスク減少 ・疾患になる人数のうち、治療により何人減ったかの割合 ・例:もとも100人中5人が罹患する疾患に対し、治療により4人に減った場合の相対リスク減少は20%減少(5人→4人) 絶対リスク減少 ・全体の人数のうち、治療により何人減... 2022.07.04 総合診療・家庭医療
脳神経系 延髄内側症候群(Dejerine症候群) 疾患 ・椎骨動脈 V4(硬膜を貫通してから対側のVAと合流するまでのsegment)から分岐する延髄傍正中動脈あるいは脳底動脈の閉塞による疾患。 ・両側性のこともある。 ・顔面を除く、対側の上下肢麻痺、感覚障害がおこる。 皮質脊髄路(錐体路... 2022.07.02 脳神経系
感染 結核性髄膜炎 病態 ・結核性髄膜炎は全結核の約1%(結核は1万人当たり1.2人) ・全年齢で起こり得る。特に小児やHIV未治療の患者に多い ・病歴で結核の既往がある症例は全体の20%程度 ・全身性の結核感染症の結果として生じるよりも、単独に髄膜炎を起こす... 2022.07.02 感染
リハビリテーション 脳性麻痺 定義 旧厚生省・脳性まひ研究班会議(1968年) 「脳性麻痺とは、受胎から新生児期(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的なしかし変化しうる運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。 進行性疾患や... 2021.07.13 2022.07.01 リハビリテーション
総合診療・家庭医療 二分脊椎 疾患 ・先天的に脊椎の後方要素(棘突起、椎弓など)が欠損している状態 ・神経管閉鎖不全の一つ ・発症原因の一つとして母体の葉酸欠乏があり、妊娠前からの適切な葉酸摂取により発症予防が可能となる 分類 1)顕在性(嚢胞性)二分脊椎 ・脊髄や馬尾... 2021.07.20 2022.07.01 総合診療・家庭医療小児科産婦人科リハビリテーション
リハビリテーション 発達障害 定義 「発達障害は自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義 第二条) ・慢性的・永続的な障... 2022.07.01 リハビリテーション
リハビリテーション ダウン症 疾患 ・ダウン症候群( Down syndrome)またはダウン症は、体細胞の21番染色体が通常より1本多く存在し、計3本(トリソミー症)になることで発症する先天性疾患群である。 ・ダウン症は、ヒトにおいてもっとも一般的な遺伝子疾患であり、... 2022.06.28 リハビリテーション
救急 インスリン点滴内混注指示(経験則) 基本原則 ・ブドウ糖5~10gにつき、速効型インスリン1単位混注 ※ その後の血糖値の推移を測定し、適宜調整する。 点滴種類別投与例 ・ソリタT3(ソルデム3号):ブドウ糖 21.5g/500mL(4.3%w/v) →インスリン2~4単位混... 2020.12.19 2022.06.26 救急DM
救急 毒素性ショック症候群(Toxic Shock Syndrome;TSS) 疾患 ・黄色ブドウ球菌、連鎖球菌の外毒素によってT細胞が活性化し、多量のサイトカインを分泌(高サイトカイン血症)することで急速にショックや多臓器不全に至る臨床症候群。 原因菌 ブドウ球菌TSS ・高吸収性タンポンの誤使用(長期間に使用、取り... 2020.12.05 2022.06.24 救急感染
血液 DIC(disseminated intravascular coagulation; DIC) 概念 ・重篤な基礎疾患によって引き起こされる広範かつ持続的な著しい凝固系活性化に伴い、細小血管内に微小血栓を多発する病態である。これにより多臓器に障害が生じる。 ・また同時に線溶系活性化も合併するが、基礎疾患によりその程度は異なる。 ・進行... 2021.11.25 2022.06.23 血液
血液 急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL) 疾患概念 ・急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)は急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)の一病型である。 ・骨髄および末梢血液において独特の細胞形態を有す... 2022.06.23 血液
精神科 過眠症(ナルコレプシー) 疾患 ・活動すべき時間帯(通常は日中)に耐えがたい眠気を慢性的に認め、居眠りを繰り返し、仕事や学習中の作業能力が低下するため、社会機能が低下する障害 ・日中の耐え難い眠気 ・情動脱力発作(驚いたり、笑ったりすると急に力が抜ける) ・レム関連... 2022.06.08 2022.06.23 精神科
精神科 抗精神病薬 作用・副作用 ・ドパミン遮断作用 副作用 ・ 錐体外路症状 ・パーキンソニズム ・アカシジア ・ジストニア ・ジスキネジア 高プロラクチン血症 ・性機能障害 ・月経不順 ・女性化乳房 ・骨粗鬆症 ヒスタミン受容体(H1)遮断作用 ・眠気、ふ... 2022.06.22 精神科
総合診療・家庭医療 帯下の異常 異常帯下の原因 ・膣内はDöderlein桿菌によってpH4.5以下の酸性環境で、常在細菌叢を形成している ・Döderlein桿菌の減少やその他の原因でpHが上昇すると、さまざまな微生物が膣内で異常に繁殖し、膣炎を起こす ・思春期の異常帯... 2022.06.08 2022.06.16 総合診療・家庭医療産婦人科
消化器 非閉塞性腸間膜虚血(non-occlusive mesenteric ischemia:NOMI) 疾患 ・腸管膜血管主管部に器質的な閉塞を伴わないにも関わらず非連続性に広範囲に腸管の血流障害を来す病態で、血管攣縮によると考えられている。 ・粘膜のみに一過性虚血状態によるものから腸管全層壊死に至るもの、穿孔を合併するものなど、虚血の重症度... 2022.06.14 消化器
産婦人科 乳房痛の鑑別診断 Step1:感染(炎症)かどうか? ・乳房の疼痛、皮膚発赤、腫脹、熱感または全身性発熱を伴う場合は「乳腺炎」や「乳腺膿瘍」を想定する ・悪性の鑑別疾患:「炎症性乳癌」 皮膚リンパ管侵襲による閉塞により、乳房皮膚に炎症所見を呈する。 しこりを... 2022.06.14 産婦人科
総合診療・家庭医療 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS) 疾患 ・筋痛性脳脊髄炎(Myalgic Encephalomyelitis: ME)/慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)は、これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、... 2022.06.14 総合診療・家庭医療
膠原病 成人Still病(所見と診断) 疾患の特徴 ・基本的に「除外診断」のスタンスで診察する ・さまざまな要因によってマクロファージが活性化され、高サイトカイン血症を起こすことが根本。 ・自己免疫の問題のため、下記の特徴をもつ 急性発症 39℃以上の高熱(悪寒戦慄を伴うこともあ... 2020.07.29 2022.06.13 膠原病