総合診療・家庭医療

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Cynefin Framework(クネビン・フレームワーク)

概要・「患者さんがどれくらい複雑な状況に置かれているか」との視点から症例を分類する評価法。状況・問題を大きく「単純 simple」「困難・煩雑 complicated」「複雑 complex」「無秩序 chaotic」の4つ(+「無秩序 d...
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消化性潰瘍予防(NSAIDs、抗血栓薬使用者の予防)

NSAIDs・潰瘍の既往があれば、PPI併用が「必要」・潰瘍の既往がない場合はPPI併用を「推奨」(潰瘍既往がない場合のPPIの予防投与は保険適応外となっており、個々の症例に応じて検討が必要)・NSAIDはセレコキシブが推奨セレコキシブでは...
総合診療・家庭医療

曝露歴の問診「ペリカン4羽がショック」

曝露歴の問診が重要な病態・感染症、アレルギー、中毒疾患を疑うケースでは「曝露歴」の問診が特に重要「ペリカン4羽がショック」ぺペット飼育歴・猫ひっかき病、オウム病などの人畜共通感染症リ旅行歴・マラリア、デング熱などの旅行者感染症カン環境曝露(...
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『倦怠感』の鑑別疾患

倦怠感の鑑別疾患『FATIGUE』F:failure(臓器不全:心臓、呼吸器、肝臓、腎臓)A:ACS(急性冠症候群)、Anemia(貧血)T:Tumor(悪性腫瘍)、Tablet(薬剤性)、 Temperature(熱中症、低体温)、Tox...
総合診療・家庭医療

疥癬

疾患・疥癬はヒゼンダニ(疥癬虫、Sarcoptes scabiei)が皮膚の最外層である角質層に寄生し、人から人へ感染する疾患である。・非常に多数のダニの寄生が認められる角化型疥癬(痂皮型疥癬:crusted scabies)と、少数寄生で...
総合診療・家庭医療

せん妄(予防ケアと発症時のケア)

「せん妄」の定義・脳の器質的な脆弱性(加齢性変化、脳梗塞、認知症など)に、脱水や感染症、薬物などの負荷が加わり、脳機能が低下した状態(意識障害)。・せん妄とは、身体的要因や薬剤要因によって急性に出現する意識、注意、認知の障害であり、その症状...
救急

アセトアミノフェン(発熱時と疼痛時)

発熱時カロナール®(内服)・1回300~1000㎎、最大1日4000㎎・頓用時は4~6時間あける・肝機能障害があればには避ける・腎機能低下時に用量調整の必要なし・抗炎症作用なしアセリオ®(点滴)・1回300~500㎎、15分で点滴・原則とし...
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可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)

可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)・意識障害,痙攣,頭痛,視力障害などを主症状とする症候群の 1 つ。血液脳関門の破綻を契機とした脳浮腫が誘因であると考...
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ユマニチュード

ユマニチュードとはユマニチュードとは、高齢者や認知症患者などのケアを行うためのコミュニケーション技法である。以下の「4つの柱」からなるユマニチュードの「4つの柱」1)「見る」:同じ目の高さで相手を見つめ、相手に親しく正直であることを伝える2...
総合診療・家庭医療

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:medication overuse headache:MOH)

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、medication overuse headache:MOH)・薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、MOH)とは、鎮痛薬を頻繁に摂取することで発生する頭痛である。・典型的には、片頭痛や緊張型頭痛...
総合診療・家庭医療

問診のOPQRST

O:Onset(発症様式)「何をしている時に痛くなりましたか?」と聞くとよい→「突然発症」「急性発症」の鑑別に有用① sudden(突発)→鑑別には造影CTが必要・ある一瞬を境に痛みが最強になったもの「痛みは一瞬でピークになりましたか?それ...
総合診療・家庭医療

診断bias

comfirmation bias自分の仮設に合わない情報は過小評価してしまうこと。例)左片麻痺患者で血圧が低いのは降圧薬を内服しているせいだろうと思い込む糖尿病治療中でなければ低血糖にはならないだろうoverconfidence bias...
救急

カフェイン中毒

中毒量1g致死量5~10gカフェインを含む飲料、薬剤・モンスター:160mg/本・レッドブル:80mg/本・コーヒー:80mg/杯・市販のカフェイン製剤:1錠100mg症状・低カリウム血症・QT延長カフェイン中毒の治療・確立された治療方法は...
総合診療・家庭医療

便秘(生活指導、下剤の種類と使い分け)

ガイドライン便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症監修・著編者 日本消化管学会※ まずは薬剤性便秘の除外便秘を惹起しうる薬剤・鎮痛薬:NSAIDs、麻薬・抗コリン薬:鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗パーキンソン病・降圧薬:カルシウム...
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健診で尿蛋白陽性時のアルゴリズム

健診で尿蛋白が陽性時のアルゴリズム① 「早急な精査を要する病態」の鑑別「早急な精査を要する病態」これ3つ「急性腎炎症候群」「急速進行性糸球体腎炎(RPGN)」「ネフローゼ症候群」1)急性腎炎症候群・先行感染(10~14日前)・血圧上昇・急性...
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風疹(rubella)

疾患・Togavirus科Rubivirus属に属する風疹ウイルス(rubella virus)による発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症である・飛沫感染・症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹...
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refeeding syndrome(リフィーディング症候群)

疾患・高度の低栄養状態の患者に対し、栄養療法開始に伴い血糖値が上昇すると、膵臓におけるインスリン分泌が刺激される一方でグルカゴン分泌は抑制され、グリコーゲン、脂肪、蛋白の合成が開始される。・これらの同化反応にはP、Mg等の電解質が必要であり...
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前縦隔腫瘍の「4T」

前縦隔腫瘍の「4T」胸腺腫(thymoma)奇形腫(teratoma)甲状腺腫(thyroid tumor)悪性リンパ腫(terrible lymphoma→ちょっとインチキ)参照(このサイトより引用):
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