総合診療・家庭医療 糖尿病性腎症 糖尿病性腎症について ・血液透析導入患者の原疾患で第1位 ・早期診断のためには「微量アルブミン尿」の検出が有用。そのため「尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)」の測定を行う (ACRの正常値:<30mg/gCr) ・ACRは3~6か月ご... 2023.05.30 2024.07.10 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 Suttonの法則 定義 ・「サットンの法則(Sutton’s law)」とは、効率的に目的を達成するために、最も可能性が高い解を最初に追求することを示した教訓のことをいう。 ・サットンの法則は、その名前をアメリカの銀行強盗、ウィリー・サットンに由来する。 ・... 2024.07.09 総合診療・家庭医療診察・検査
総合診療・家庭医療 医療者教育(現場でどのように教えるのか,どのように学ぶのか?) 医学教育学の変遷 文献1,2 行動主義から構成主義への変遷 ・日本での近代学校教育制度は1872年に成立した「学制」からと言える ・その後学習メカニズムは「行動主義的心理学」の研究を通して科学的根拠を提示されました ・1950年代に教育工学... 2023.12.11 2024.07.09 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 オッカム、ヒッカム Occumの剃刀(オッカムのかみそり) 複数の問題があっても1つの疾患で説明がつくこと Hickhamの格言 高齢者(50歳以上)では、若年者では通常起こりえない複数の疾患を同時に罹患しうる 2022.06.11 2024.07.09 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 睡眠薬(具体的処方、不眠時指示) 睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン ー出⼝を⾒据えた不眠医療マニュアルー 不眠症の定義、分類 ・適切な睡眠環境下で、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、これに基づいて日中の機能異常が認められる症状 ・日中の機能障害がなければ不眠... 2019.10.03 2024.07.03 総合診療・家庭医療精神科
総合診療・家庭医療 診療情報提供書(紹介状)のテンプレート 【傷病名】#1 #2 #3 平素より大変お世話になっております。ご多用中恐れ入りますが、今後の貴院でのご加療をお願いしたく、ご紹介申し上げます。 【当院への入院目的】 【既往歴】 【家族歴】 【現病歴】 【入院時現症】 【入院経過】 【退院... 2024.01.03 2024.06.14 総合診療・家庭医療診察・検査
総合診療・家庭医療 高齢者、認知症患者の頻尿(原因、対策、治療薬) 『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』 『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』 日本サルコペニア・フレイル学会、国立長寿医療研究センター(編... 2023.05.23 2024.06.02 総合診療・家庭医療泌尿器科
総合診療・家庭医療 蕁麻疹 定義、病態生理 ・真皮の一過性(個疹の寿命が24時間以内)、限局性浮腫 ・皮膚の血管や血管の周囲には、肥満細胞(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満細胞の中にヒスタミンが多数含まれている。何らかの原因で、肥満細胞がヒスタミンを分泌する。... 2022.07.20 2024.05.28 総合診療・家庭医療アレルギー
総合診療・家庭医療 フレイル、ロコモ、サルコペニア、老年症候群、高齢者肥満 老年症候群 ・加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のこと ・「フレイル」、「サルコペニア」は老年症候群の一つである。 フレイル ・「フレイル」とは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、英... 2019.08.01 2024.05.23 総合診療・家庭医療予防
救急 発熱と高体温症の違い 発熱と高体温症の違い ・体温中枢で調節された体温上昇が発熱であるのに対し、気温の過度の上昇や鬱熱(服の着せ過ぎ、布団の掛け過ぎ、過剰な暖房)、脱水などにより、体温中枢とは関わりなく体温が上昇してしまう状態を高体温症とう。 この重症型が熱射病... 2024.05.22 救急総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 「不明熱」に対する初期対応 不明熱の定義(1991年基準) ・体温38.3℃以上が複数回確認されている ・3週間以上継続している ・3回以上の外来か、3日以上の入院で原因が不明 推奨される初期対応・検査 1)初期対応 ・まずは薬剤熱の除外から 2) 詳細な病歴聴取 全... 2021.11.10 2024.05.22 総合診療・家庭医療
救急 アセトアミノフェン(発熱時と疼痛時) 発熱時 カロナール®(内服) ・1回300~1000㎎、最大1日4000㎎ ・4~6時間あけて再投与可 ・腎機能低下時に用量調整の必要なし ・抗炎症作用なし アセリオ®(点滴) ・1回300~500㎎、15分で点滴 ・原則として1日2回まで... 2024.05.22 救急総合診療・家庭医療
救急 セロトニン症候群 疾患 ・セロトニン作動性薬剤の過剰(SSRI、SNRIなど)によりセロトニンが増え、自律神経系、筋骨格系、中枢神経系に異常を来す急性疾患 ・薬剤投与または増量してから多くは24時間以内の急性発症する(↔悪性症候群は数日~数週の経過) セロト... 2020.11.20 2024.05.22 救急総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 不眠、睡眠障害(問診、検査、睡眠衛生指導、薬物療法、出口戦略) 不眠症のタイプ(DSM-3、ICSD-3) ① 入眠困難 ② 中途覚醒/睡眠維持困難 ③ 早朝覚醒 不眠に関する問診 1.不眠の種類 「寝付きはいいですか?」 「途中で目が醒めますか?」 「朝早く目が醒めて、その後眠れないことはありますか?... 2020.12.05 2024.05.18 総合診療・家庭医療精神科
総合診療・家庭医療 感度、特異度、尤度比、的中率(違い、特徴と使い分け) 感度、特異度 感度 ・疾患を持った人のうち、検査で陽性の人の割合 ・感度が高い →偽陰性が少ない →陰性なら本当に陰性 (除外できる:SnOUT;sensitivity negative rule out) 特異度 ・疾患を持たない人のうち... 2019.09.25 2024.05.15 総合診療・家庭医療診察・検査
総合診療・家庭医療 HPVワクチン HPV(human papillomavurus) ・ヒトにのみ感染する2本鎖DNAウイルス ・性交渉によって感染 ・多くは12か月以内にウイルスは消失する。 ・しかしそれ以上に感染が持続した場合に、数年の経過でがんを発症することがある ・... 2022.06.09 2024.05.08 総合診療・家庭医療小児科産婦人科
総合診療・家庭医療 消化性潰瘍予防(NSAIDs、抗血栓薬使用者の予防) NSAIDs ・潰瘍の既往があれば、PPI併用が「必要」 ・潰瘍の既往がない場合はPPI併用を「推奨」 (潰瘍既往がない場合のPPIの予防投与は保険適応外となっており、個々の症例に応じて検討が必要) ・NSAIDはセレコキシブが推奨 セレコ... 2024.02.26 2024.05.06 総合診療・家庭医療消化器
総合診療・家庭医療 ADL、IADL ADL(BADL) DEATH:できないと命に係わる(death)、と覚える D:dressing(着替え) E:eating(食事) A:ambulation(歩行、移動) T:toiletting(排泄) H:hygiene(入浴、整容... 2022.11.30 2024.05.01 総合診療・家庭医療リハビリテーション